狭小住宅は利便性の良い土地に住まいを持つことができ、建物の維持費がかからないなどのメリットがあります。
しかし初めての家づくりだと、狭小住宅を選んでも大丈夫か心配になることもあるでしょう。
今回は、狭小住宅で後悔しないために知っておきたい3つのポイントと、その解決策をわかりやすく解説します。
狭く感じるかは窓と内装次第
狭小住宅でもっとも気になるのは、「狭く感じないか?」ではないでしょうか。
実際に住んで狭く感じるかどうかは、窓と内装によって大きく変わります。
例えばリビングのソファーなど過ごす時間が長い場所から、良く見える位置に大きめの窓を付けてみましょう。
すると視線が外へ抜けるため、部屋を広く感じやすくなります。
あるいはリビングに入って正面に見晴らしの良い窓があると、訪れたお友達に「開放的な家」という印象を与えるでしょう。
また壁紙に青系や紫系の、「後退色」と呼ばれる後ろに下がったように見える色を使うと、部屋を広く感じやすくなります。
一方で濃い色や、はっきりした柄の壁紙は部屋を狭く感じさせるため、部屋の一部分にアクセントとして貼るのがおすすめです。
窓の位置や壁紙のデザインを一工夫して、部屋を広く感じるようにしましょう。
窓のかたちで音の気づかいを
狭小住宅は密集地に建てることも多く、お隣さんの家が近いケースもあるかもしれません。
もし小さなお子さんがいると、お隣さんに泣き声などで迷惑をかけないか、気になることもあるでしょう。
そうしたときはお隣さん側の窓は、左右にスライドさせて開ける「引き違い」ではなく、ドアのように開ける「すべり出し」の窓を選びましょう。
すべり出し窓は隙間なくピタッと閉められるため、音漏れがとても少なくなります。
もしあまり開けない窓なら、思い切って開閉しない「フィックス」の窓を選ぶと、さらに音漏れ対策ができます。
お隣さんと気持ちよくお付き合いができるよう、窓で気遣いをしてはいかがでしょうか。
階段の上り下りは間取りで減らす
狭小住宅は限られた敷地でも部屋が取れるように、2階にリビングを作ったり3階建てにしたりすることがあります。
しかしそういった家では、階段の上り下りが大変ではないか、心配になる方がいるかもしれません。
もし2階リビングや3階建てになるなら、部屋の配置で住みやすくなる工夫をしてみましょう。
例えばメインの寝室を1階に作れば、2階や3階に上がる回数を減らすことができます。
また小さくても良いので、1階にまとめ買いした飲み物やお米など、重いものを入れる収納を作りましょう。
そこから必要なときに、必要なぶんだけ上の階に運ぶようにすれば、重いものを持って階段を上らずに済みます。
まとめ
狭小住宅はプランを考えるときに、広く見える工夫や音の対策などを取り入れると、住み心地が良くなります。
そのためには狭小住宅を建てた経験が豊富な住宅会社に相談し、アドバイスしてもらいながら間取りを考えることをおすすめします。
サンクスホームではたくさんの狭小住宅を建てさせていただいておりますので、ご検討中の方はお気軽にご相談ください。