実はバルコニーは、ライフスタイル次第で無くても困らないケースがあります。
特に狭小住宅ではバルコニーを作っても、十分使い切れない可能性も。
今回は、狭小住宅にバルコニーは必要なのか?について詳しく解説します。
バルコニーは何に使う?
バルコニーは主に、天気の良い日に洗濯物や布団を干すことに使います。
「洗濯物を日に当てると気持ちいい」という方にとって、バルコニーはとても必要なものです。
しかし最近は洗濯物を、日頃から部屋干しにする方が増えています。
共働きで帰りが遅く外に干せない、花粉症なので洗濯物に花粉を付けたくない、といった理由です。
またベッドで寝ているため敷布団を外に干す必要がなく、掛け布団はマットレスとともに布団乾燥機で乾かしてしまう方も多いでしょう。
こうしてバルコニーは特に必要ないという方が増え、バルコニーのない家も増えてきているのです。
狭小住宅のバルコニーは狭い
狭小住宅は建物がスリムなことも多く、必然的にバルコニーも小さくなりがちです。
すると洗濯物をすべてバルコニーに干せず、多かれ少なかれ室内干しをすることになります。
また都市部に建てる狭小住宅では、排気ガスが洗濯物に付くのを避けるため、室内干しをする人も少なくありません。
こうなると初めから室内干しのスペースをしっかり取り、バルコニーを作るコストを他に回した方が良いのかもしれません。
バルコニーは住んでからもお金がかかる
バルコニーは家を建てるときだけでなく、住んでからもお金がかかります。
バルコニーの床は日ごろから紫外線を浴び、雨風も受けているため劣化します。
そのため床に塗られた防水塗装を定期的に塗り替える必要があり、そのメンテナンスの費用がかかることになります。
劣化したままにしておくとひび割れを起こし、雨漏りの原因になってしまうでしょう。
もし洗濯物を干さないのにバルコニーを作ると、メンテナンスのお金だけが出て行くことになるのです。
まとめ
バルコニーはこれまで、家にあって当然と思われてきました。
しかし必要のないライフスタイルなら、メンテナンス費用もかかるため、バルコニーを作らないという選択もありなのです。
狭小住宅の建築実績の豊富な住宅会社に相談し、本当に必要かどうかじっくり検討してみてはいかがでしょうか。