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お金の話家づくり

注文住宅の住宅ローン!比較サイトよりも実際の診断がおすすめな理由!

この記事のポイント!

  • ・ネット比較サイトでは地銀や信金が紹介されていない
  • ・注文住宅の支払タイミングは細かいため対応できない銀行は少なくない
  • ・地銀や信金は臨機応変に対応してくれる
  • ・住宅ローン診断では地銀や信金も含めた最良の条件を提案してくれる

不動産の購入や注文住宅の建築のために住宅ローンを選定する際、情報収集の方法として主流となっているのがインターネットでの検索です。

まずは「ネットで検索」と考えている方も多いのではないでしょうか。

注文住宅を建てるための住宅ローン選定では、比較サイトを利用するより、住宅ローン診断や住宅ローンサポートがおすすめです。

住宅ローン診断がおすすめな理由を知るため、ネット比較サイトのデメリットや、注文住宅の支払条件、注文住宅に適した住宅ローンについて解説します。

ネット比較サイトのデメリット

便利な住宅ローンの比較サイトですが、実はいくつかのデメリットが存在します。

掲載されている金融機関の数、個人情報の活用、評判の信ぴょう性など、比較サイトのデメリットを解説します。

掲載されている金融機関の数

比較サイトででは大手銀行やネット銀行などの紹介が中心で、地方銀行や信用金庫のほとんどは紹介されていません。

大手の銀行は金利こそ低めですが、審査が厳しい傾向にあります。

ネット銀行では中間金に対応していないため、注文住宅の建築では適さないことが多いでしょう。

その結果、住宅ローンを借りる人のニーズを満たす、注文住宅を建築するための最もお得な住宅ローンが比較サイトには掲載されていない可能性があります。

比較サイトは大変便利なのですが、地方銀行などで取り扱っているお得な住宅ローンを見逃してしまうかもしれない点に注意しましょう。

個人情報の活用

比較サイトで仮審査や事前相談等を申し込んだ場合、複数の金融機関に情報が渡るため、後でその情報が営業行為に利用されます。

一般的に仮審査や事前相談では以下の情報を送付します。

  • ・住所、氏名
  • ・年収
  • ・借入額
  • ・家族構成
  • ・借入れの有無
  • ・物件情報

これらの情報が同時に広まってしまうので、営業行為が行われます。

電話での営業活動や、ダイレクトメールの送付、メールマガジンの送付などが送られ続けるため、煩わしく感じることがあるでしょう。

また、仮審査そのものにもデメリットがあります。

本審査や金融機関の窓口で行われる事前審査にて、審査に落ちたり借入額を減額されたりする可能性がある点です。

手間がかからず便利な比較サイトですがデメリットがあることも理解しましょう。

評判の信ぴょう性

比較サイトは掲載されている金融機関からの広告収入や成約報酬などを原資として運営されているため、良い評判しかピックアップされません。

良い評判があったとしても実際に比較サイトを利用したユーザーが書いたものかどうか分からないため、信ぴょう性に欠ける面があります。

良い評判だけを鵜呑みにすることは自分自身で住宅ローンを比較することをおろそかにする可能性があるため、注意が必要です。

建売住宅と全然違う?注文住宅建築時の支払条件

住宅ローンを検討する前に注文住宅を建築する際の支払条件を把握しなければなりません。

一般的な建売住宅の支払条件とは大幅に違うので、どんな支払条件になるのか確認しましょう。

まずは土地決済

注文住宅を建てる際に必要なことは建築用地を用意することです。

土地を購入する場合には、土地部分の売買代金に加えて諸経費がかかり、一般的に土地の頭金と諸経費分の自己資金が必要です。

  • ・仲介手数料
  • ・登記費用
  • ・印紙税
  • ・固定資産税清算金
  • ・不動産取得税
  • ・住宅ローン手数料など

土地の売買条件にもよりますが、この他にも解体工事費用や測量費用などがかかる場合があります。

諸費用をローンで組むことも可能ですが、住宅ローンに組み入れず、金利の高い諸費用ローンを利用することが一般的です。

注文住宅の支払条件とは

ハウスメーカーや工務店にもよって支払条件にはさまざまなパターンがありますが、ローンの決済となる引渡しまでに契約金や中間金で数百万円を先に支払うことが一般的です。

注文住宅で代金を支払うタイミングは複数回あります。

契約時の契約金、着工時や上棟時の中間金、引き渡し時の残代金です。

住宅ローンの比較サイトでは返済年数や借入総額を指定できても、これらの支払い条件に対応していないことがほとんどです。

それならば比較サイトを利用しないで1件ずつ金融機関を調べることもできますが、かなりの時間と労力を要します。

もし、金融機関ごとの細かい融資条件などを間違えていたら大変なことになるので自力で確認する際は注意が必要です。

注文住宅にもある諸経費

注文住宅の建築でも必要になる諸経費があります。

  • ・設計費用、建築確認申請費
  • ・地盤調査費用、地盤改良工事費
  • ・建物の表示登記
  • ・所有権移転登記
  • ・印紙税
  • ・上下水ガス引き込み費用
  • ・水道加入金(水道負担金、供託金など自治体によって名称は異なる)
  • ・地鎮祭費用
  • ・火災保険、地震保険費用
  • ・住宅ローン手数料など

住宅ローンは土地の購入時と注文住宅の建築で2回利用するため、その都度、住宅ローンの手数料が必要となります。

建売住宅の購入と比べると、注文住宅は引き渡しや契約が2倍になり、注文住宅の支払条件も細かく分かれるため、住宅ローンを利用する場合には複雑な条件設定が必要です。

これらの細かいけれど重要な諸条件についてはネット上の比較サイトでは確認できませんし、自分で調べるのも非現実的です。

信頼できる人や会社に相談するようにしましょう。

地方銀行や信用金庫のススメ!注文住宅に適した住宅ローンとは?

ネット比較では大手銀行やネット銀行は揃っていますが、地銀(地方銀行)や信金(信用金庫)まで網羅しているサイトはありません。

注文住宅に適した融資もあり、住宅ローンに適した対応、サポート体制、金利や手数料についても地銀や信金を利用するメリットは少なくありません。

住宅ローンに適した対応

注文住宅を建てるための最大のメリットとも言えるのが、融資実行のタイミングを臨機応変に対応してくれる点です。

土地代金の支払い、注文住宅の契約金、着工や上棟時に支払う中間金、建物の残代金など細かく支払いタイミングが分かれていても対応してくれます。

大手銀行やネット銀行を利用して注文住宅を建てる際には「つなぎ融資」や「ブリッジローン」と呼ばれるローンを別に組まなければなりません。

そうしないと細かく分かれた支払いに対応できませんが、その分の手数料や金利負担する必要があります。

全ての地銀や信金が対応してくれる訳ではありませんが、注文住宅の住宅ローンに対して積極的な銀行ならば、臨機応変に対応してくれます。

サポート体制

地方銀行のメリットとして対面でのコミュニケーションに注力してサポートしてくれる点です。

これは地方銀行限ったことではありませんが、対面でコミュニケーションを取り合うことで安心して手続きを進められます。

ネット銀行の場合は書類への記入や書類準備は郵送でのやり取りが多いため、判子ひとつ押すのにも随時確認が必要でストレスになります。

住宅ローンの組むために記入する書類や用意する書類は膨大な量になります。

分からないことは気軽に聞ける環境はとても助かるので、対面でコミュニケーションが取れる地銀や信金は心強いパートナーになるでしょう。

金利や手数料について

住宅ローンを組むための手数料や金利まで含めて考えると、地方銀行のほうが安いケースもあります。

実店舗を持たないネット銀行に比べたら金利や手数料が高いかもしれませんが、手続きの負担や臨機応変な対応を加味すると、地方銀行のほうが注文住宅に向いていると言えます。

ネット比較サイトではこのような地銀や信金の情報が出てこないために、自然と比較対象から外れていることもあるでしょう。

住宅ローンに力を入れていない地方銀行や信金もあるので、全てのメリットの恩恵に預かれるとは限りません。

しかしながら、地域によっては大手銀行よりも強い地方銀行や信金もあるので、注文住宅の住宅ローンを検討している方は、選択の1つに加えてみてはいかがでしょうか。

まとめ

大手銀行やネット銀行にもメリットがありますが、注文住宅に適した臨機応変な対応は地銀や信金ならではのメリットです。

しかしながら、ネット比較サイトでは地銀や信金の情報が掲載されていません。

地銀や信金のメリットも検討しつつ、最良の条件を見つけたいのならば住宅ローン診断をおすすめします。

サンクスホームのローン診断なら専門のスタッフが丁寧に対応してくれて落とし穴なく条件の提示ができます。

ネット比較サイトや知っている金融機関だけではなく、全国の金融機関から最適な住宅ローンを提案してくれる診断システムをご利用ください。

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