家の外側に作るサンルームは、平屋ととても相性が良いのはご存じでしょうか。
多目的に使えて将来も安心なため、平屋の住み心地をさらに良くしてくれます。
今回はサンルームの選び方や、作るときに気を付けたいポイントについて解説します。
平屋におすすめのサンルームとは?
サンルームは透明のパネルに囲われた個室で、掃き出しサッシの外に作り家から直接出入りできるようにします。
平屋にはバルコニーがないため、洗濯物を干す場所として最適です。
家の中にランドリールームなどを作り室内干しをする方も増えていますが、洗濯物に日を当てて乾かしたいという方にはサンルームがおすすめです。
サンルームなら家の床と同じ高さになり、洗濯物を干すときに出入りするのも楽になります。
さらに屋根があるため雨が降っても洗濯物が濡れないなど、多くのメリットを持っています。
使い方に合った広さにする
サンルームはさまざまなサイズがあり、使い方に合わせて広さを変えることができます。
4人家族の洗濯物を干すだけなら、3畳前後あれば十分でしょう。
またサンルームは中でお子さんが遊んだり、テーブルを置いてお茶をしたりすることもできます。
さらに平屋で干す場所に困りがちな、布団を干す場所にも使えます。
こうした使い方もするなら、4畳以上の広さで作るとゆったり使えるでしょう。
暑さと湿気対策でより快適に
サンルームは中に日がさすように、天井が透明や半透明のパネルになっています。
そのため夏は、中がかなり高温になってしまうこともあります。
もしサンルームでお子さんが遊んだりお茶をしたりするなら、天井パネルを日差しを遮る遮熱パネルに変えると良いでしょう。
また洗濯物を干すと中に湿気がこもり、部屋干しの臭いが付いてしまう可能性があります。
そのため側面のパネルを窓のように開けられるタイプにしたり、梅雨や夜などで窓が開けられないときは除湿機を置いたりして対策をしましょう。
税金やメンテナンスについて
最後に気になる方も多い、税金とメンテナンスについてお伝えします。
まずサンルームは、家と同じように固定資産税がかかります。
パネルという壁に囲まれ地面に固定されるため、建物の一部として扱われるからです。
仕上げや構造が簡素なので、家より税額は安くなると考えられますが、税金がかかることは承知しておきましょう。
またサンルームを長く使うためにはメンテナンスが必要です。
サンルームは中に雨水が入らないように、建物と接している部分に防水処理が施してあります。
この防水処理は年数が経つと劣化してくるため、定期的に防水のメンテナンスを行う必要があります。
作ってくれた住宅会社にメンテナンス時期を確認し、忘れずに行うようにしましょう。
まとめ
バルコニーのない平屋では、洗濯物を日に当てて干せる場所としてサンルームが活用できます。
また家の中と同じ床の高さに作るため、出入りも安全で平屋にぴったりの設備と言えるでしょう。
平屋を検討されるなら住宅会社に相談し、サンルームのあるプランも提案してもらってはいかがでしょうか。