玄関の入り口に付ける建具には、ドアと引き戸の2種類があります。
それぞれの違いをわかってから選ぶと、より使いやすい住まいにすることができます。
ここでは玄関に付けるドアと引き戸の特徴と、おすすめのオプションについてお伝えします。
種類が豊富で機能も充実したドア
住まいの玄関で、もっともよく目にするのがドアです。
ハンドルを持って開け閉めするスタンダードな形で、豊富な色やデザインがそろっています。
シックなブラックやダークブラウン、スタイリッシュな金属デザイン、ナチュラルなウッド調など、たくさんの中から選べます。
また省スペースで設置できるのも、ドアタイプの良いところ。
引き戸は開けるとき、戸が移動する先の壁を確保する必要があります。
しかしドアは本体だけのスペースで開け閉めでき、引き戸の半分しか壁を使いません。
色々なデザインから選べて、しかもコンパクトに設置できるのがドアの特徴になっています。
明るさと安全性も備えた引き戸
引き戸は、戸を横にスライドさせて開ける建具です。
ドアのように開けるときに手前にせり出して来ないため、邪魔にならず安全というメリットがあります。
ドアは開けるときに1〜2歩後ろに下がりますが、歳を取るとこの動きが転倒につながる恐れがあります。
引き戸なら後ろに下がらないため安全で、しかも戸を横にスライドさせるだけなので開ける力も少なくて済みます。
以前の引き戸はシックなデザインや和風のものが大半でしたが、今ではシンプルでスタイリッシュなものも増えています。
より安全で使いやすい玄関にするなら、ぜひ引き戸も検討してみてください。
玄関におすすめのオプション
近ごろ玄関に付ける方が増えているオプションが、リモコンキーです。
リモコンキーとは鍵をバッグに入れたまま、玄関のロックを解除できる機能です。
例えば小さなお子さんを抱っこしていたり、両手に荷物を持っていたりしても、バッグの中から鍵を出さずに玄関を開けられます。
カギは車のリモコンキーのような形の他に、カードやスマホがキー代わりになるモデルもあります。
カード型のキーは万一失くしても簡単に登録が解除できるので、お子さんに鍵を持たせるのは心配という方におすすめです。
他にも留守中にお子さんが帰宅したら、スマホに通知が届く安心機能が付いたものもあります。
新しい住まいには便利なリモコンキーを付けて、より快適な玄関にしましょう。
まとめ
ドアタイプの玄関にはたくさんのデザインがあり、より自分の好みに合ったものを選びたいという方におすすめです。
また引き戸タイプは出入りがスムーズで、歳を取ったときにも安全というメリットがあります。
どちらのメリットが自分たちに必要か、よく相談しながら選ぶようにしましょう。