狭小住宅は屋上を作ることで、より住みやすくなります。
しかし漠然と屋上を作るだけでは、そのメリットを十分に生かせません。
ここでは狭小住宅に屋上を作るメリットと、プランニングやメンテナンスの注意点を詳しくお伝えします。
屋上が持つメリットとは
狭小住宅に作る屋上は、多くのメリットを持ちます。
たとえば狭小地では干す場所が限られる洗濯物を、屋上があればゆとりを持って干せます。
しかも屋上なら他のお宅から洗濯物が見えにくく、プライバシーを守りやすくなります。
また屋上は庭代わりとしても使えます。
天気の良い日にテーブルと椅子を出せば、お茶を飲みながら開放的な景色を楽しめます。
あるいはお子さんの遊ぶスペースにもなるなど、狭小住宅に生活のゆとりを与えてくれます。
狭小住宅を計画している方は、ぜひ屋上も検討してみてください。
屋上をプランニングするときの注意点
屋上を作るときは、どのような使い方をするか考えながらプランニングしましょう。
もし屋上で洗濯物を干すなら、急な雨のときに洗濯物をすぐ取り込める場所を出入り口付近に作ると便利です。
さらに日よけのオーニングを付けておくと、強い日差しを浴びずに屋上で過ごせます。
またまわりに同じような屋上のある住まいや、より高い建物があるなら屋上の囲いを高めに作っても良いでしょう。
その方が外からの視線を遮り、お子さんが遊ぶときの安全性も高まります。
屋上はさまざまな注意をしながら設計した方が、より快適な場所になります。
もし住まいに作るなら、屋上を施工した実績が豊富な住宅会社に相談して、さまざまなアドバイスを取り入れた屋上にしましょう。
将来に安心なメンテナンス
屋上は定期的に、防水のメンテナンスをすることがとても大切です。
屋上は常に紫外線を受け雨も直接かかるため、防水が傷みやすい場所だからです。
もしメンテナンスを忘れ劣化が進んでしまうと、床がひび割れ雨漏りにつながる恐れがあります。
また排水口に風で飛ばされてきた落ち葉やホコリが詰まり、雨水が逆流する可能性もあります。
必ず建てた住宅会社に定期的な点検をしてもらい、必要なら床の再塗装や排水口の清掃をしてもらいましょう。
屋上はしっかりメンテナンスすることで、快適な場所であり続けることを忘れないようにしてください。
まとめ
屋上は狭小住宅の住み心地を、より快適にしてくれるおすすめのスペースです。
洗濯物を干したり家族で楽しんだりと、敷地の限られる狭小地では頼りになる存在です。
狭小住宅をお考えの方はぜひ、住宅会社に屋上の提案もしてもらうことをおすすめします。