狭小住宅は将来、転勤などで引っ越しするときに売りにくいという意見を聞くことがあります。
しかしポイントを押さえ、将来も価値の落ちない対策を取って建てれば売りにくくはなりません。
ここではもし手放すことになったときに、売りやすい狭小住宅にするための対策をお伝えします。
狭小住宅が売れないと誤解される理由
狭小住宅が売りにくいとされる理由の一つに、住宅ローンの面積制限が考えられます。
例えば金利が変わらないことで人気のローンであるフラット35には、建物面積が70㎡以上という条件があります。
他にも土地面積が40㎡以上とする住宅ローンもあり、確かにこれより小さい条件だと新たに買う人がローンを使いにくくなります。
このため狭小住宅を建てるときは、極端に小さくならないようにすると将来の売りにくさを回避できます。
そもそも住まいを建てるときにローンを使うなら、こうした条件をクリアした狭小住宅を建てるはずです。
ローンの条件をしっかり理解していれば、将来売りにくい住まいになるのは避けられるのです。
価値ある住まいを建てることが大切
狭小住宅が売りにくいとされるもう一つの理由は、コンパクトで住みにくいイメージがあるのかもしれません。
しかし収納を細かく取り、動線に配慮した間取りにすれば決して住みにくくはなりません。
さらに吹き抜けや大きな窓を作れば、広さを感じるようにもなります。
また狭小住宅は建物の予算を抑えられ、しかも住んだ後の維持費が安いというメリットもあります。
建てるときにしっかり使いやすさや狭さを感じさせない工夫をすれば、もし売却するときが来ても価値ある住まいとしてアピールできます。
将来も価値が落ちない狭小住宅にするため、建てるときに時間をかけてプランニングするようにしましょう。
将来を見越した土地選びをする
将来を見越した土地選びをすることでも、狭小住宅が売りにくくなることを避けられます。
たとえば駅や幹線道路に近ければ、交通の便の良さで将来も高い需要が見込めます。
駅や道路は商業施設などと違い、時がたっても無くなるリスクが少ない有利な条件です。
また開発の盛んな地域を選べば、将来はより整備され住みたい人が増える可能性もあります。
狭小住宅は建物だけでなく、土地も価値が落ちにくい条件で選んではいかがでしょうか。
まとめ
狭小住宅はコンパクトな住まいのため、将来売りにくいのでは?というイメージがあるかもしれません。
しかしさまざまなコストが抑えられ、利便性の良い地域に住まいを持てるというメリットがあります。
さらに収納をしっかり取ったり広く感じる工夫をしたりすれば、決して売りにくくなりません。
狭小住宅を建てた実績の多い住宅会社と協力して、末永く価値の続く住まいを建てるようにしましょう。