新しい住まいを建てるとき、運勢に影響する風水が気になるという方もいるでしょう。
しかし風水にはどんな決まり事があるのか、詳しく知っている方は少ないと思います。
ここでは風水の基本的な間取りの決まり事や注意点を、わかりやすくお伝えしています。
住まいの間取りを考えるときにぜひ参考にしてみてください。
風水でもっとも大切な玄関
風水では玄関がもっとも大切な部分とされています。
住まいに流れ込む気の入り口となるため、玄関の良し悪しでその家の吉凶が決まると言われるほどです。
そのため玄関の配置は鬼門である北東と、裏鬼門である南西を避けるようにします。
鬼門は鬼の出入りする運気の悪い方位であり、反対の裏鬼門も不吉な方位とされています。
また玄関は、他の間取りとの組み合わせでも吉凶に影響します。
玄関から入って正面に階段の登り口が見えたり、玄関の上の階にトイレがあったりすると運気が落ちると言われています。
風水に配慮した間取りを考えるときは、まず玄関の位置を確かめるようにしましょう。
水回りの三備もチェック
風水では水を扱うキッチン、トイレ、お風呂が「水回りの三備」と呼ばれ、家の吉凶に影響しやすいと考えられています。
水回りの三備は、東、南東、北西が吉の方位と言われているため、可能ならその角度の範囲に収まるようにプランニングしてみましょう。
ただしキッチンやお風呂は広いため、部屋全体が吉の範囲に入るようにするのは困難です。
そのためキッチンならシンク、お風呂なら浴槽など、水がたまる部分が吉の範囲に入るように考えます。
すると使いやすさを損なわずに、風水を考慮した水回りの間取りができます。
水回りは毎日使う場所になるため、できるだけ運勢の良い方位に配置するようにしてみましょう。
早めに相談して対策をする
風水を考えながら使いやすい住まいにするなら、できるだけ早くどの部分の方位を気にするか決めましょう。
家の間取りは打ち合わせが進んでしまうと、部屋の配置を変えることが難しくなっていきます。
間取りが決まってから無理に風水を取り入れようとすると、使いにくい間取りになってしまうこともあります。
逆に打ち合わせが始まる前にどこの風水を気にするかがわかれば、運勢の良い間取りにしながら使いやすさも実現できます。
気になる風水があるなら住宅会社の人と協力しながら、より良い間取りを考えるようにしましょう。
まとめ
基本的な風水の決まり事を取り入れるなら、今回紹介した玄関、キッチン、トイレ、お風呂の位置をよく考えるようにしましょう。
また打ち合わせが始まる前に風水を取り入れる部分を決めておくと、運勢を良くしながら使いやすい間取りを考えられます。
より運勢の良い風水の住まいにするなら、設計の自由度が高い注文住宅を作る住宅会社に相談することをおすすめします。