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お金の話家づくり

住宅ローンの繰上げ返済について知ろう!

 

住宅ローンは毎月返済していくものですが、繰上げ返済を行うことが認められているものもあります。繰上げ返済を行うことでどのような利点があるのか、また注意したい点は何かを事前に知っておきましょう。

繰上げ返済とは~定期的な返済とは別にまとまった額の返済を行える~

住宅ローンにおける繰上げ返済とは、毎月の定期的な返済とは別に、任意でまとまった額を返済するというものです。早めに返済を行うことで以降の返済を有利にできますが、どれだけ効果があるかは状況によって違います。ちなみに繰上げ返済の方法としては、主に以下の2つがあります。

1:期間短縮型

繰上げ返済をしたぶん、残りのローン返済期間を短くする方法です。毎月の返済額はそのままですが、返済期間が短縮されるので、支払う利息が軽減されます。

2:返済額軽減型

繰上げ返済をしたぶん、毎月の返済額を引き下げる方法です。完済までの期間は変わらないので利息軽減効果は薄いのですが、毎月の負担が減るので家計にお金を回せます。

繰上げ返済の手数料~金融機関によっては万単位の手数料を取ることも~

繰上げ返済を行う場合、1回ごとに一定の手数料を取られることを覚えておいてください。ただ、手数料は金融機関によって異なり、万単位の手数料を取るところもあれば、インターネット手続きなら無料というところもあります。あまりに高い手数料を払って繰上げ返済を行うと、ローンの負担を軽くするつもりがかえって総支払額が増えていたということもあるので、十分気をつけましょう。

繰上げ返済の注意点~無理をしてまで繰上げ返済を行う必要はない~

ローンの負担を少しでも軽くしたいから繰上げ返済をしたい、と誰もが思うものですが、気をつけたい点もあります。とくに注意していただきたいのは、繰上げ返済にこだわって、貯金をそちらに使ってしまい、日々の生活に支障が出てしまうということです。繰上げ返済で効果を出すには、ある程度まとまった額の返済が必要ですし、上記のような手数料の問題もあります。

だからと言って、まとまった額を捻出するために普段の生活費まで削ってしまうのは本末転倒です。生活費や将来の子どもの教育費など必要なお金をきちんと考え、そのうえで余裕がある場合は繰上げ返済を考えてみましょう。

まとめ

繰上げ返済は、ローンの負担を早めに軽くできる有効な手段ですが、住宅ローンのような多額の借入額を軽くするにはまとまった額が必要です。無理に繰上げ返済にこだわるよりも、まずは定期的な返済をきちんと行い、日々の生活を安定させることを心掛けましょう。

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