一戸建てとマンションのどちらがいいのか…これは簡単に決められることではありません。
どちらにもいいところはありますし、注意すべき点もあるのです。これから住まいを求める人にとってどちらが自分にあうのか、両者の特徴を比べて考えてみましょう。
一戸建てのメリット~自分だけの住まいとして独立性と価値がある~
1:隣家と離れているのでプライバシーが守られやすく、騒音なども軽減
2:土地も含めれば何十年後も高い資産価値を見込める
3:リフォームや修理などの増改築を自分の判断で自由にできる
一戸建てのメリットとしては、まずマンションのような集合住宅にない独立性が挙げられます。それによってプライバシーが確立され、騒音などのトラブルも起こりにくいのです。また、リフォームなどはお金が許す限り自由にできますし、状況によっては土地ごと売って資産にすることも可能です。
一戸建てのデメリット~高いコストがかかりセキュリティも自分で準備しなければならない~
1:似た条件のマンションに比べると価格が高い
2:定期的なメンテナンスが必須。その費用も自分で用意しなくてはならない
3:防犯対策は自分で考え、準備しなくてはいけない
一戸建てのデメリットは、何と言ってもコストの高さに尽きます。物件価格はもちろんのこと、入居後の維持費、修理費なども自分で準備しないといけません。また住まいの独立性が高いぶん、防犯などの対策も自分で行わなくてはならず、その出費も自己負担となります。
マンションのメリット~安心して暮らせる環境がすでに整っている~
1:都市部ほど物件が多く、好条件のものがそろう
2:管理はある程度業者に任せられる
3:防犯対策が整っているので家族の安全が守られやすい
マンションのメリットは、一戸建てを入手しづらい都市部でも一定の物件があり、なおかつ駅近など好条件のものがあることです。また、建物の維持管理や防犯対策などのセキュリティはある程度業者が行ってくれるので、一戸建てのように責任を持つことがない点も大きなメリットです。
マンションのデメリット~入居後の出費が多く自由が制限されることも~
1:管理費や修繕積立金など何かと出費が必要
2:修繕やリフォームなどは、管理組合の許可がないと自由にできない
3:騒音を出さないようにするなど、周辺への気遣いが必要
マンションのデメリットとしては、管理費や修繕積立金、さらには駐車場管理費などの負担が意外に重いことが挙げられます。その一方で、大きな改築などは管理する業者の許可が必要で、自由にはできないでしょう。また、騒音や臭いといった問題は一戸建て以上に配慮が必要で、お隣さんとの相性次第では苦労する場合もあります。
まとめ
一戸建てとマンション、どちらがいいのかというのは永遠のテーマであり、人によって答えは異なります。大事なのはどちらにもいい点と、気をつけたい点があることを知り、そのうえで自分や家族にあうのはどちらかを見極めることです。長く暮らすことになる住まいを決めるのですから、よく情報を集め、納得のいく答えを探しましょう。