狭小住宅では、どうしても自転車を置くスペースが限られてしまいます。
しかし置く場所ごとの注意点を知ったうえで計画すると、より効率よく自転車を置くことができます。
今回は狭小住宅の自転車を置く場所ごとの、特徴や使いやすくするポイントについて解説します。
自転車置き場の広さはどれくらい必要?
一般的な大人用の自転車は幅60cm、長さが1m90cmあります。
そして片側に人が立つスペースが50cmほど必要なため、自転車置場のスペースは幅1m、長さは余裕を見て2m取るようにしましょう。
置き場所① インナーガレージの中
狭小住宅で代表的な自転車置場がインナーガレージの中です。
車のまわりに先ほどの1m×2mのスペースを、自転車の台数分確保します。
車の横に自転車を縦に並べて置けば、2〜3台分はスペースが取れるでしょう。
この際に注意したいのが、自転車が倒れて車に傷を付けないようにすることです。
駐輪場にあるような自転車スタンドを置くと、転倒防止になります。
置き場所② 入り口階段の下
1階が駐車場になっている狭小住宅では、外階段を上った先が玄関になっていたり、玄関に入るとすぐ2階に上る階段があったりします。
この階段の下を活用して自転車置き場にすることができます。
ただし階段の上り始めは下のスペースに高さがあまりなく、大人用の自転車を置くことはできません。
計画する際は階段下スペースの縦横だけでなく高さも確認して、お子さんの自転車も組み合わせながらスペースを検討しましょう。
置き場所③ 家のまわりのスペース
家のまわりのスペースも、自転車を置く場所として活用できます。
まず先ほどお伝えした、自転車スペースに必要な横幅1mが家のまわりに確保できるか確認しましょう。
特に狭小住宅は、家のまわりのスペースが限られがちなため十分な注意が必要です。
自転車を出し入れする経路に、エアコンの室外機などがあると邪魔になってしまいます。
また自転車置き場の上にテラス屋根を付けると、直接自転車に雨がかからず長持ちするため設置をおすすめします。
まとめ
狭小住宅の自転車を置く場所には、インナーガレージや入り口の階段下、家のまわりなどがあります。
必要な広さや場所ごとの注意点を知っておくと、より使いやすい自転車置き場になります。
もし1つの場所で自転車が置ききれない場合は、いくつかのスペースを組み合わせることも検討してみましょう。
サンクススホームではお客様の建物条件に合わせた、自転車置き場をご提案しています。
限られたスペースを有効活用した狭小住宅をお考えの方は、ぜひご相談ください。