限られた広さの敷地でも工夫次第で、快適な平屋を建てることができます。
しかし初めて平屋を建てる方にとって「コンパクトでも使いやすい間取り」はなかなか思いつかないもの。
今回は小さな敷地に平屋を建てるために役立つ、コンパクトで使いやすい間取りにする3つの方法を紹介します。
廊下の少ない間取りにする
平屋をコンパクトにする方法の1つに、無駄な廊下をなるべく作らないことがあります。
たとえば水回りの「お風呂」「洗面所」「トイレ」を近くにまとめると、廊下を少ない面積にできます。
あるいは、玄関の中に入ったホールを最小限にしてすぐにリビングに入る間取りも、面積を削減できます。
廊下の少ない間取りは、家の中で移動する距離を減らします。
階段がなく体への負担が少ない平屋のメリットが、さらに大きくなるはずです。
子供部屋を一工夫する
コンパクトな平屋にするなら、子供部屋にロフトを作るのもおすすめです。
ドアや収納の上にロフトを作り収納やベッドスペースにすれば、最小限の広さで使いやすい子供部屋ができます。
あるいはマンションのようにリビングから直接出入りする子供部屋も、廊下が減って面積を抑えやすくなります。
この間取りはリビングを通って子供部屋に行くため、お子さんが年頃になっても会話をしやすくなります。
子供部屋を一工夫することでも、使いやすくてコンパクトな平屋を作ることができるのです。
ルーフバルコニーを庭代わりに
平屋で頭を悩ませるのが、洗濯物を干す場所。
限られた敷地で庭に干す場所を取ると、家が小さくなり間取りが十分に作れないことがあります。
そこで屋根の上にルーフバルコニーを作り、そこに洗濯物を干せば敷地を家のために広く使えるようになります。
しかも屋根の上なら庭に干したときのように、道路から洗濯物が丸見えになる心配もありません。
ルーフバルコニーがあればテーブルと椅子を出してお茶を飲んだり、お子さんのプールを出して水遊びをしたりもできます。
限られた敷地で広い庭があるような生活ができるルーフバルコニーは、平屋を快適にするおすすめのプランです。
まとめ
平屋はすべての部屋を1階に作るため、どうしても広い敷地が必要と考えてしまいます。
しかし廊下を少なくしたり子供部屋を一工夫したりすれば、限られた敷地でも使いやすい平屋を建てられます。
ただ実際には建ぺい率などの法律を守りながら、敷地に対する家の大きさを考えなければなりません。
コンパクトな敷地で平屋を計画するなら、早めに平屋の建築実績の豊富な住宅会社に相談するようにしましょう。