狭小住宅では室内を広くするために、バルコニーを作らないプランがあります。
しかしバルコニーが無いことに、少し不安を感じる方がいるかもしれません。
今回はバルコニーが無い家の、メリット・デメリットをわかりやすくお伝えします。
バルコニーの広さを室内に使える
バルコニーを作らない最大のメリットは、その広さを室内に使えることです。
たとえばバルコニーの分だけ寝室を広く作れば、ゆったり快適に眠ることができるでしょう。
あるいは子ども部屋を広くしてあげたり、収納をたっぷり取れたりするかもしれません。
確かに洗濯物などを、日に当てて干すことはできなくなります。
しかしこの後にお伝えするように、室内干しにもメリットがあります。
もし室内干しで問題なければ、バルコニーの無い住まいは狭小住宅の住み心地をさらに良くできるのです。
掃除やメンテナンスを減らせる
バルコニーを作らないもう一つのメリットは、住んでからの掃除やメンテナンスを減らせることです。
外に面しているバルコニーには、どうしても土ボコリや落ち葉などが溜まります。
掃除をしないと排水口を詰まらせる恐れがあるため、日頃の掃除はどうしても必要です。
さらに日光や雨風が直に当たるので、床の防水が10年を超えると傷んできます。
そのため定期的に床を再塗装する必要があり、保証が終わっていれば費用がかかります。
傷んだままにしておくとヒビ割れてしまい、雨水が入り込み雨漏りの原因になってしまいます。
バルコニーを作らなければこうした日常の掃除や、将来のメンテナンスが必要なくなるのです。
洗濯物を干せないデメリットの対策
バルコニーが無いと、洗濯物や布団が外に干せないことがデメリットになります。
そこで洗濯物は、室内や乾燥機で乾かすようにしましょう。
これなら雨や夜遅くでも乾かせるため、忙しい方や共働きの方には外干しよりおすすめです。
しかも洗濯物に花粉が付かないため、花粉症の人にもメリットがあります。
また布団は、布団乾燥機を使って乾かす方法があります。
こちらも天気や時間帯に左右されず、しかもダニ退治には外干しより良いとされます。
こうした乾かし方なら、重く濡れた洗濯物や大きな布団をバルコニーまで運ぶ手間もかかりません。
バルコニーが無いと外干しはできませんが、室内に干すことのメリットもあるのです。
まとめ
バルコニーを作らなければ室内を広くできたり、メンテナンスを減らせたりするメリットがあります。
洗濯物や布団の外干しはできませんが、室内干しなら天気や時間を気にせず干せるようになります。
狭小住宅を建てた実績の多い住宅会社に、バルコニーの無いプランを提案してもらってはいかがでしょうか。