狭小住宅では自転車をどこへ置くか、しっかり考えておくことをおすすめします。
お子さんの成長とともに自転車は大きくなり、狭小住宅では後から場所を取るのが難しくなるからです。
ここでは狭小住宅で自転車を置く場所と、それぞれの注意点をお伝えします。
自転車を置くにはどれくらいの広さが必要?
そもそも自転車を置くには、どれくらいの広さが必要なのでしょうか。
子供用の自転車は幅が50〜55cm、奥行きが1m10cm〜1m70cmの大きさです。
子供用でも小さければ、玄関先や駐車場の脇に置くことができるかもしれません。
しかし成長し高校生になれば大人と同じ、幅60cm、奥行き1m70cm〜1m90cmのサイズの自転車に乗ります。
ご主人や奥様も乗る自転車があれば2〜3台置くため、狭小住宅ではあらかじめ専用のスペースを計画しておいた方が安心です。
自転車を置く場所と注意点
では自転車を置くにはどんな場所が良いのでしょうか。
代表的な置き場所と、それぞれの注意点をご紹介しましょう。
・玄関のとなり
玄関前のひさしを大きめに作り、玄関ドアのとなりに自転車を置く方法があります。
メリットはひさし大きくするだけなので、建物や敷地の面積をそれほど使わないことです。
ただし道路に面していると、盗難の危険性があります。
そのためセンサー照明などで、しっかり防犯対策を取っておきましょう。
・隣地との間
自宅と隣地との間に自転車を置く方法もあります。
これも玄関脇と同じく、自転車用に場所を取ることのない良さがあります。
隣地との間は幅がそれほどないため、何台か置くには縦に並べることになります。
しかし普段使う自転車が1台程度なら、それほど不便にならないでしょう。
また奥行きの浅いテラス屋根を付ければ、雨をしのぐこともできます。
・ビルトインガレージの中
狭小住宅では、建物の一階部分を駐車場にするビルトインガレージを作ることもあるでしょう。
この中を少し広めに作り、自転車を置けるようにする方法もあります。
雨風から自転車を守りやすく、防犯面も他の方法に比べ安心です。
ただし限られた広さの中では、縦に並べて置くことになり、出し入れは多少不便です。
また車にぶつけないように、駐輪スペースの幅を少し広めに取るようにします。
まとめ
狭小住宅では限られた敷地を、できる限り家の中に使うようにプランを考えます。
そのため自転車を置く場所は、計画を後回しにしがちです。
しかし住む地域によってはどうしても自転車が必要になります。
雨ざらしになったり盗難にあったりしないように、自転車を置く場所を事前に計画しておくようにしましょう。