せっかく建てた新しい住まいで泥棒の被害には絶対に遭いたくありませんよね。
しかし残念ながら令和元年中には2万8,936件もの侵入窃盗が発生しました。
万一のことが起きないように、できるだけの防犯対策をしておきたいところです。
そこでこれから家を建てる方におすすめしたい、防犯性能をアップする3つのテクニックを紹介します。
基本だが充実させたい防犯照明
防犯性能をアップするため初めに検討したいのが照明です。
当たり前ですが泥棒は見つかることをもっとも嫌います。
このため人が近づくと感知して点灯する防犯照明を家のまわりに付けると、防犯性能を大きく高められます。
特に人の目が届きにくい家と塀やお隣との間に付けると効果的です。
また勝手口は外からの死角になりやすく、鍵を壊せば簡単に家に入れるため泥棒に狙われやすいポイントです。
ここにも防犯照明を付ければ泥棒対策になり、さらに夜にゴミ出しをするときに足元を照らしてくれます。
防犯照明は家が完成してから付けると、配線が見えて見栄えが悪くなったり付けられる場所が限られたりします。
このためできる限り家を建てるときに付けることをおすすめします。
窓の防犯対策が効果的
住まいの防犯対策は窓を重点的に行うと大きな効果が期待できます。
警視庁の資料によると泥棒は57%が窓から入るためです。
窓の防犯対策でまず思い浮かぶのは防犯フィルムです。
ハンマーやとがった物でも突き破れない特殊なフィルムを窓に貼っておくと、ガラスを割って侵入されにくくなります。
また窓を高い位置に付けたり小さくしたりすることも防犯対策になります。
手が届かず人が通れない大きさの窓なら、泥棒は入ろうとも思わないはずです。
特にトイレや脱衣室などの窓は外から見えにくい場所にあることが多く、泥棒に狙われやすい窓です。
高い位置で小さな窓にしても明かり取りや換気は十分できるため、プランニングのときに注意してみましょう。
もっとも狙われやすい窓への防犯対策は効率的に泥棒被害を予防できます。
ぜひ積極的に検討してみてください。
外まわりでできる防犯対策
住まいの防犯対策は建物だけでなく外まわりも気にしてみましょう。
知らぬ間に庭などが泥棒に入られやすい環境になっていることがあります。
たとえば高い塀で家を囲えば泥棒が入りにくくなりますが、いったん内側に入ってしまえば
人の目に付きません。
泥棒にしてみればじっくりと窓の鍵を開けられる環境とも言えます。
このため最近は塀を低めに作り、周囲からの目が届くようにする方が増えています。
また緑が好きな方は庭にたくさんの木を植えたくなりますが、生い茂ると外からの視線を遮る恐れがあります。
木を植えたらマメに枝葉を落としたり、隙間を空けて植えたりする工夫をしましょう。
他にも物置を足がかりに1階の屋根上に登り、2階の窓から泥棒が侵入した例もあります。
家のまわりにも防犯で気を配るところはたくさんありますので、ぜひ注意してプランニングするようにしてください。
まとめ
せっかく建てた住まいに泥棒が入ったら、とてもショックを受けてしまいますよね。
しかも大切な家族がいるときに入られれば危険なことになりかねません。
保険と同じように万一の事態を防ぐため、防犯対策は現代の家づくりには必須の備えです。
紹介したテクニックを参考に、家族が安心して過ごせる住まいにしてください。