2018年9月6日、マグニチュード6.7の大地震が北海道の胆振東部を襲いました。
多くの住民の方々が約40時間を越える停電に悩まされ、連日のニュースでは継続して被害状況や救助活動の報告がなされていましたが、「テレビの向こう側で起きている事態が、いつ自分に起きてもおかしくない」と多くの方が危機感を抱いたと思います。
日本を襲った地震の歴史を振り返ると、私たちは備える事の大切さを痛感しますよね。
今回は、「地震に強い注文住宅を作りたい」とお考えの方へ向けて、耐震性基準のうちの一つであるIS値について解説します。
IS値って何?
IS値とは、建物の強さや形状、耐久性や劣化の具合など様々な観点から、耐震性能を総合的に判定するためのものです。
その算出方法は、以下の通りです。
IS値=保有性能基本指標×形状指標×経年指標
IS値の値が大きければ大きいほど、建物が地震に強いことを示します。
IS値がいくらであれば安全性が高いのか、北海道胆振東部地震を例に考えてみましょう。
北海道胆振東部地震はマグニチュード6.7の大きな地震でした。
この規模の地震であれば、IS値が0.6以上であれば倒壊・崩壊の危険性が低いとされます。
ところで、文部科学省の定めにより、公立学校施設のIS値は0.7を概ね超えることとされています。
例えばお子さんが学校にいる間に大きな地震がきても、この情報を知っていれば少し心配を和らげることができそうです。
地震に備えよう
きちんとした住宅構造で耐震性を確保し地震に備えることも大事ですが、その一方でインテリアの配置や非常食で地震に備えることも大切です。
首相官邸のホームページにて紹介されている地震の備えについての情報を参考に、地震の対策の仕方をご紹介します。
インテリアの配置をチェック
例えばタンスや本棚を、ベッドのそば、特に枕のそばに配置していませんか?
夜中に地震が来た場合、高さのあるタンスや本棚は倒れる可能性が高いので、倒れてきてもより被害の少ない場所に配置することをおすすめします。
非常食の準備
地震はその時々によって、規模や被害の度合いが違うので、一概に何日分用意しておけば安心だと言い切れず、
非常食はできるだけ用意しておくことが望ましいです。
ひとつの目安として、最低限一人3日分の非常食を用意しておくことをおすすめします。
今回は耐震性能の基準について、IS値をご紹介しました。
長年住むことになる住宅だからこそ、しっかりとした地震対策を行いましょう。
私たちサンクスホームでは確かな技術を持つ職人とスタッフが、お客様が安心して暮らせる住宅づくりに励んでいます。
強度のあるテクノスター金物を利用し、強い木と強い結合で住宅をしっかりと支える構造を用いて住宅を建てています。
「耐震対策を重視して注文住宅を建てたい」とご希望の方は、ぜひ一度話をお聞かせください。
私たちが住宅の実現をお手伝いいたします。