
宮川を見晴らす高台の景色を、窓一面に切り取った住まい。
祖父母から受け継いだ敷地に、大窓と窓辺のヌックという“特等席”を設け、夕景や花火、季節の移ろいを日常に取り込んだ。
この家で暮らすのは30代のM様ご夫妻と2人のお子様。
子育て世代ならではの工夫を凝らした家づくりの過程と、その暮らしぶりについて、お話を伺った。
■小学校入学をきっかけに、理想のマイホーム計画が始動

ご夫妻がマイホームを検討し始めたのは、1人目のお子様が小学校に上がるタイミング。
「子どもが小学校に入学する前に家を建て、安心して通える環境を作りたかった」とご主人は話す。
土地はご主人の祖父母の家があった場所。
見晴らしの良い高台に位置しており、景色の良さを最大限に活かす家づくりを目指した。
インスタグラムなどで理想のイメージを膨らませながら、夫婦で一緒に夢を形にしていく過程を楽しんだと、当時を振り返ってくれた。
■こだわりを叶えるパートナーに、サンクスホームを選んだ理由

「私たち夫婦にはこだわりがあったので、営業さんがその感覚をすぐに理解してくれたことが大きな決め手でした」とご主人。
複数のハウスメーカーを回った中で、サンクスホームのスタッフが最も親身で丁寧な対応だったことが印象的だったという。
家づくりでは間取りや動線に細部までこだわり、打ち合わせには1年近くじっくりと時間をかけた。
ご夫妻が伝える要望を常に前向きに受け止め、新たなアイデアを加える提案をしたことが、M様ご夫妻にとって心強かったと語ってくれた。
■家事も子育てもストレスフリーの快適動線

ご夫妻が新居で最も満足しているポイントは「生活動線の良さ」。
前は気乗りしなかった家事たちも自然な流れでストレスを感じないという。
家事においては、朝食作りはご主人様、夕食は奥様といったように、お二人で分担しているご夫妻。
「洗濯をして、その場で干して、すぐ隣のファミリークローゼットへ片付けるという流れが最高にラクですね」と、毎日の家事の負担が軽減したことを教えてくれた。

また、帰宅後の荷物をリビングに持ち込まず、パントリーやシューズクローゼットへ収納できるよう動線を設計。
「荷物をしまって手ぶらでリビングへ入れるので、家が常に片付いていて気持ちもスッキリします」(ご主人)
■家族みんなが笑顔になれる、特等席のあるリビング

M様邸で特に存在感を放っているのが、西側の大きな窓とその先に伸びるウッドデッキ。
リビングの“顔”ともいえる大きな窓は、家にいながら美しい夕陽を眺めたいというご主人の思いから配置された。

ご主人は朝、ウッドデッキでコーヒーを飲みながら読書をするのが日課となった。
夏はウッドデッキにプールを広げたり、家族で食事を楽しんだりと、アウトドアリビングのような使い方をしている。
また、伊勢市・宮川の花火大会の日には、家から迫力満点の花火を眺めることができ、親戚を呼んでのバーベキューも恒例イベントとなっている。

そんな大きな窓の窓枠は、腰掛けてくつろげるヌックスペースとなっており、家族が自然と集まる空間に。
「リビングにソファは置かないと決め、その代わりに腰掛けられる段差を作りました。子どもたちも喜んで遊んでいます」と、大きなソファを置かずとも、家族が好きな場所に座れる空間づくりをしている。
■「物が少ない暮らし」で感じる豊かさ
以前、ご家族が暮らしていたのは昔ながらの古い家で、収納スペースが少なく物が散らかりがちだった。
そこで新居では、置き続ける物を取捨選択したうえで逆算し収納スペースを計画的に確保。物を少なく持つ暮らしにシフト。
当初は物の少なさに不便さを感じるのではないかと懸念したが、杞憂に。
それよりいつでも物が片付いた状態で、心地良く過ごせているという。
また、ヌック下にも収納を設けたことで、子どもたちも自分でおもちゃを片付けることができている。
「家族みんなでストレスなく、すっきり暮らせていることが何より嬉しいです」と、家が整うことで気持ちにも良い変化があったと語る。
■カラフルが好きだからこそ選んだシンプルな家

元々カラフルな色が好きだというご夫妻。それとは反対に、家づくりではシンプルさを追求した。
内装は白、グレー、木目のみ。アクセントクロスは使用せず、家電も白で統一した。
家づくりでは「黒を入れない」というルールを作り、玄関のドア金具も黒色から変更するほどの徹底ぶりだ。
「家づくりは自分たちがやりたいことを追求することが一番。SNSなどの情報は参考程度にし、自分たちの感性を信じることが大切」と、お二人の家づくりの信念を語ってくれた。
■愛猫も大満足の家づくり

M様邸には2匹の猫がともに暮らしている。
新居には階段脇に猫専用のトイレスペース、階段上にはキャットウォークを設置した。
「猫たちも気持ちよさそうに日向ぼっこをしています。猫が快適に暮らせるよう設計できたことも、この家の自慢ですね」とご主人。ペットも心地良く過ごせる家に仕上がった。
■こだわり抜いた内装と外観デザイン

内装の色味や素材にこだわったのは奥様。
造作したキッチンの腰壁は、名古屋市から専門の職人を呼んで特別な仕上げを施したものだ。
照明や雑貨なども、夫婦でじっくり選んだお気に入りたちが家の中を彩っている。

外観は軒を出し、内側から見える部分を木目調にすることで温かみのある仕上がりに。
グレーの塗り壁と窯業系サイディングをうまく貼り分け、コストダウンと見た目の美しさを両立した。
「色味を統一したので、外観と内装のバランスも良く仕上がったと思います」(奥様)
■快適さと経済性を両立した性能

以前暮らしていた家は、冬場の朝は室温が一桁になるほど寒く、夏場は強烈な西日が差し熱気がこもっていた。
しかし新居では冬の室温が13度を下回ることなく、夏の西日や暑さも気にならない。
この快適さは、断熱性能の高さのおかげだとご夫妻は実感している。
また、家の屋根には太陽光パネルを設置し、光熱費を大幅に節約することができた。
「電気代の心配というストレスが減ったことも安心です」(ご主人)
昨今の電気代の高騰にも不安が抑えられる。建物本体の物としての良さが、ご家族の笑顔ある暮らしにつながっているのだ。
■こだわりと予算のバランス

話していく中、家づくりで唯一後悔した点が、スタディスペースのカウンターを予算の関係で既製品にしたことだという。
「造作で内装と統一感を出してもらった方が絶対によかったと今では感じています」(ご主人)
それでも、困ったことがあればすぐ対応してもらえるので安心だと、サンクスホームのアフターサービスに満足していることを話してくれた。
■理想を追求した先に待っていた、家族の笑顔

最後に、ご夫妻に家づくりを終えた思いを伺った。
家づくりは、楽しさと不安が交差するもの。
ご夫妻は、家づくりにあたって、SNS等を参考にしたというが、その中で、「これはやめておいた方がいい」と投稿されている情報を見たとしても、それに捉われず、自分たちが本当にしたいことを追求した。
「家づくりに決まりはないと思うんです。セオリーに縛られず、自分たちが満足できることを一番に考えました」
ここでの生活が毎日楽しくて仕方がないと笑みをこぼすご主人。
家族みんなが自然と笑顔になれる日々を送っている。
これからお家づくりをはじめる方へ
サンクスホームでは、OB様邸について詳しく話を聞くことができる「OB様邸相談会」を随時開催している。
お家に関する事はもちろん、実際に暮らしているお施主様だからこそのリアルな話を聞くことができるかも?
家づくりのご参考に、マイホームをお考えの方には是非ご参加いただきたい。
またタイミングによっては実際にお家を見学することも可能。
この記事だけでは伝えきれなかったお家のこだわりを、ぜひ肌で感じていただきたい。
※個別にて相談会を開催いたします。ご予約日時については、ご都合や予約状況に合わせて調整させていただきます。


