OB様インタビュー

OB INTERVIEW

日常を味わう平屋。いつか桜の咲く庭で。三重県多気町K様邸

映画のような風景に佇む一軒の平屋

深い緑と潔い青空がどこまでも広がる、自然豊かな三重県多気町。まるで映画のような その美しい風景の中に、一軒の平屋が建っている。今回お邪魔したK様邸だ。

平屋の外観・駐車場・青い空
|三重多気町K様邸

30代のご夫妻と、5歳と2歳の元気いっぱいな兄妹が住むこの平屋は、築2ヶ月の新築住宅。

今回の取材では、平屋暮らしのメリットについて、そしてご夫妻が思い描く未来のマイホームについて、話を伺った。優しい陽の差す素敵なお家の写真とともに、K様邸の魅力をお届けしたい。

サンクスホームで建てたお施主様
|取材をお受けいただいたK様ご夫妻

平屋ならではのデザインを楽しむ

スロープも設置された広いアプローチを抜け、玄関の扉を開ける。シュークロークのある広い玄関、左右に続く廊下……。右手に進み、お洒落なネイビーの扉を開けると、そこには勾配天井のある広いリビングルームが広がっていた。黒を基調とした外観の印象とは異なり、内装は白を基調とした明るく柔らかい雰囲気だ。

自然光で明るいリビング・LDK

「お気に入りのリビング、天井のデザインには特にこだわりました。屋根の形に沿った勾配天井で、高い方にはハイサイドライトを。開放的で、自然の光が気持ちいいんですよ」

奥様がそう話すとおり、屋根の形状を活かした天井デザインは、まさに平屋ならでは。片流れ屋根の高いところから降り注ぐ光が、リビング空間の明るい雰囲気を作り出している。

平屋の外観
|お洒落な片流れ屋根

ダイニングテーブル・リビング
|屋根の形状を活かした勾配天井

テラスに続く窓から見えるのは、中庭と緑豊かなご近所の景色、そして広い空。勾配天井の開放的なリビングで、素晴らしい風景に触れながら過ごすひとときは、最高に贅沢な時間だ。

平屋の外観・ウッドデッキ

平屋ならではのお洒落なリビングが魅力的なK様邸。

しかしもちろん、そのこだわりはデザイン性だけにとどまらない。

……30代前半のK様ご夫妻には、小さなお子様が2人。長男5歳、長女2歳の、ザ・子育て世代である。

K様邸のような平屋は、実は近年、子育て世代に人気の住宅だ。コンパクトな生活導線やコミュニケーションの取りやすい間取りなど、平屋には家族で住む上でのメリットがたくさんある。

それではK様ご夫妻の平屋には、どのような暮らしの工夫があるのだろう。

次に、奥様こだわりの家事動線についてご紹介したい。

洗濯まわりの家事動線

K様邸は、L字型の平屋だ。中庭のテラスを囲むようにして、一部屋分 外に出ている。

リビングの奥、L字の短辺の部分にあるのは、洗面スペースとウォークインクローゼット、そして寝室……。この間取りこそが、K様邸の暮らしの工夫だと言えるだろう。

リビング

「なるべく家事をラクにこなしたくて、特に洗濯まわりの家事動線にはこだわりました。ポイントは、洗濯機のある脱衣所(洗面スペース)と洗濯物を干すテラス、ウォークインクローゼットを、ギュっと近くにまとめたこと。数歩で行き来できるので、洗濯をして、外に干し、そのままクローゼットにかけるまでの流れがとてもスムーズです」

奥様がそう話すように、テラスと洗面スペース、そしてウォークインクローゼットが、ほとんど直線的に繋がっている。ウォークインクローゼットにはお子様の衣服をハンガーのままかけることも出来るので、洗濯物を取り込む時間も短縮できそう。

洗面・ランドリースペース
WIC

また、このウォークインクローゼットは、寝室から洗面スペースまでの動線上にあるという点でも便利だ。まだ小さいお子様の朝の身支度……例えば、顔を洗わせ、服を着替えさせ、といったお世話も、無駄なく行うことが出来るだろう。

家事のための動線の工夫は、他にもある。

K様邸の広いパントリースペースは、キッチンから廊下までの直線動線上。

このパントリー、料理をはじめキッチンで行う家事に便利なのはもちろんなのだが、注目したいのは、各部屋との行き来のしやすさだ。リビングから、各部屋を繋ぐ廊下から……どちらからでも出入りできるので、生活用品も出し入れしやすい。物の出し入れのために、部屋の奥まで行ってまた戻ってという、あの面倒な移動をしなくて済むのだ。

ウォークスルーのパントリー
キッチンからパントリー

これだけ各部屋と繋がった間取りだと、家族のコミュニケーションも取りやすい。

「子供たちはまだ小さいですが、いずれそれぞれの部屋で過ごすようになります。その時に、リビングやキッチンからすぐに声をかけることが出来るのは良いですよね。いつか鬱陶しがられてしまうかもしれないけど(笑)この間取りのように、いつでも繋がることができる家族になっていけたらいいなと思います」

平屋ならではの間取りの工夫は、お子様が小さいうちだけでなく大きくなってからも、効果を発揮しそうだ。

サンクスホームで建てたお施主様

「ずっと自分の平屋を建てたいと思っていた」

コンパクトで便利な生活動線、コミュニケーションの取りやすい間取り……K様邸には、平屋ならではの暮らしの工夫がたくさんあった。

やはり子育てのしやすさを重視して、平屋を選択したのだろうか。奥様はこう答える。

「我が家の場合、子育てのためだとか家事のしやすさとかそういうのではなくて、そもそも平屋以外の選択肢はありませんでした。というのも、私の実家が平屋だったんです。慣れていたというのもあるのかもしれませんね」

実はK様ご家族は、この家を建てる前から平屋に親しみがある。

結婚当初から家づくりを検討されていたK様ご夫妻。長男が2歳になる頃まではアパートに住んでいたが、マイホーム貯金のため、奥様の実家に家族で引っ越したのだそう。そこが平屋だったので、ご家族は数年間、一家で平屋暮らしを経験した。

「だけど、実家の平屋は家族で暮らすにはしっくりこなくて…ずっと自分の平屋を建てたいと思っていました。例えば実家は扉が多く、あまり繋がっている感じがしない。料理をしている時も子供を見ていられないし、空間も狭く感じます。だからマイホームは、家族が繋がることができる、なるべく広い空間作りを目指したんです」

K様ご家族ならではの、新しい平屋。

平屋の魅力を熟知し、なおかつ理想をしっかり持っていたからこその、完璧なマイホームになったのではないだろうか。

ご主人も、満足そうな笑顔を見せる。

「平日の出勤前と帰宅後。以前は部屋が仕切られていたこともあり、あまり子供たちの姿を見ることが出来なかったのですが、今は一緒に過ごせる時間が増えてとても嬉しいです」

それから…と、リビングの端に置かれたアップライトピアノを見ながらご主人は続ける。

「一緒に過ごすと言っても、同じことをしていなくてもいいんです。長男はピアノを習っているのですが、僕がリビングでくつろいでいる時間に練習する音が聴こえてくることも、とても幸せ。空間が繋がっているからこその、贅沢な時間の共有だと感じています」

自宅のピアノ

まるで一つの空間のように、繋がる間取り。経験を活かしたこだわりを詰め込み、K様ご夫妻は、「自分の平屋」を実現させることが出来たようだ。

リビングの動線

ちょうどいい。サンクスホームの家づくり

平屋にこだわってマイホームを建てたK様ご夫妻。ハウスメーカーは、やはり平屋の施工実績などで選んだのだろうか。

「施工例やモデルハウスを見るよりまず、間取りを出してもらいました。その間取りがとても良かったというのが、サンクスホームさんにお願いした理由です。他社にも間取りを出してもらっていたのですが、豪華すぎたりと、どうも現実味がなかった。そんな中サンクスホームさんは、自分達の理想を良い塩梅で叶えてくれるような丁度良さがありました」

ご夫妻は、ご家族の雰囲気に合った「ちょうどいい」間取りを求めていたのだという。それは「普通」というのともちょっと違う。お洒落なデザインにこだわり、抜群の間取りにこだわり、だけど自分にフィットする…そういう「ちょうどいい」を、ご夫妻は目指した。それはあるいは、ずっと住んでいく上で何より大切な、心地良さみたいなものなのかもしれない。

「サンクスホームさんが最初に出してくれた間取りでほとんどそのまま進めました。内装も、コーディネーターさんが素敵なものを提案してくれて。想像以上の平屋を建てることが出来たと思います」

リビングから続くフラットな和室。ワクワクするような地窓のデザイン。

空間のアクセントになっている、玄関とリビングを繋ぐネイビーの扉。

絵画のように空を切り抜くハイサイドライト。

寝室横でゆっくりと仕事をこなせる書斎……。

便利さもお洒落さも、肩の力を抜いて楽しめる。日常をゆっくり味わえるような、そういう「ちょうどいい」を実現するために、K様ご夫妻はサンクスホームでマイホームを建てた。

内装アイディア集

いつか桜の咲く庭で

「リビングダイニングキッチンって、普通キッチンをリビング向きに設計することが多いそうなんですが、我が家は私の希望で庭向きにしてもらいました」

取材の終盤、キッチンに立ち中庭を眺めながら、奥様が教えてくださった。

確かに、この向きのキッチンは珍しい気がする。窓の外の鮮やかな景色がよく見えて、とても素敵だ。

キッチンからの眺め

しかし奥様は、ここから見える景色は未完成なのだと続ける。

「実家には、桜の木があって。いつかマイホームを持ったら、私も同じように桜を植えることが夢でした。その桜が咲く頃にはきっと育児も落ち着いているので、キッチンカウンターをバーみたいにして、窓の外の桜を眺めながら、夫婦二人で晩酌をしたりしたいですね」

サンクスホームで建てたご夫婦

実家の桜の枝をもらって姉妹桜に出来たらいいなと、奥様は話す。

なんて素晴らしい計画なんだろう。いつかの春、この緑の景色にピンク色の桜が咲き誇ったら、さぞ美しいに違いない。

「テラスで星を見ながら珈琲も飲むんでしょ?」

ご主人がそう話しかけると、それも夢だねと奥様。おしゃべりを続けていると、そのうちに2人のお子様も近くにやってきて、窓の外を眺める様子はあっという間に賑やかになった。

いつか桜の咲く庭を、ご家族はどんな顔で眺めるのだろう。その頃には子供たちも少しだけ大人になって、苦い珈琲の味と、静かな会話を、楽しめるようになっているかもしれない。

ただその時もきっと、K様邸は日常を味わう平屋であるはずだ。窓の向こうの自然の移ろいのように、変わるものと変わらないものを大切にしつつ、家族は優しい陽の差す屋根の下で繋がっているだろう。

ライトと景色

これからお家づくりをはじめる方へ

サンクスホームでは、これから家づくりをはじめる人にとって参考になってもらえるよう、OB様邸について詳しく話を聞くことができる相談会を開催。

お家自体の事はもちろん、実際に暮らしているお施主様からリアルな話を聞く事ができる貴重な機会に。

 ※個別にて相談会を開催いたします。ご予約日時については、ご都合や予約状況に合わせて調整させていただきます。