北欧を思わせる三角屋根のかわいい平屋
市街地から近い住宅街に、一際目立つ、まるで絵本に登場するかのような三角屋根のかわいい平屋。
シンプルでありながら洗練されたデザインの北欧風のお家だ。
訪れたのは、3ヶ月前に完成したばかりのO様邸。
ご夫婦と愛猫2匹が暮らす25坪の平屋。
玄関に入ると、北欧を代表するマリメッコの壁紙、アーチのたれ壁、丸いフォルムの照明・・・まさに北欧アートな世界観が広がる。「どうぞ~」とやさしい雰囲気のご夫婦が笑顔で迎えてくれた。
玄関横に繋がるリビングに案内されると、2匹のかわいい猫たちが仲良さげにくつろいでいる。
「お互いの実家で猫を飼っていたこともあり、猫を飼いたいというのは、私たちにとってずっと夢でした。」と奥様。アパート暮らしでは叶えることができなかったため、新しい家では猫との暮らしを思い描いていたという。
共働きの夫婦が考えた暮らしやすい動線
自分たちの家を持つ夢を抱きながら過ごしてきたご夫婦。
「結婚をしてアパート暮らしをしていた頃、家賃がもったいないなと感じるようになり、家づくりへの思いが強くなりました」と自然な流れで家づくりがスタートしたという。
家を建てるなら絶対に平屋がいいと思っていたご夫婦。共働きのため、とにかく毎日の家事や暮らしが楽にできるようにしたかったという。暮らしはじめて3ヶ月になるが、階段のない平屋での生活がとにかく楽で、何よりも一つの動線で生活が完結することに快適さを感じているそう。
帰ってきて、直進した廊下に面する洗面で手を洗って、各部屋へ。
洗面から、すぐ後ろには脱衣室、お風呂、ドアを開けるとLDKヘ繋がる間取り。
毎日の生活の動線をワンフロアで完結できる平屋ならではの暮らしが実現した。
また、収納は家の真ん中にまとめ、廊下側とリビング側から、それぞれ取り出せるように配置。
廊下側は大きいものが入るように、リビング側からは小物などちょっとしたものを置けるようにバランスが考えてられている。
二人の好きな北欧のお家を叶えるために
「二人とも北欧の世界観が好きで・・・。特にムーミンが好きで、ムーミンのようなお家にするのがテーマでしたね」その言葉の通り、どこを見渡しても北欧の世界観が広がり、お二人の雰囲気によく似合っていた。
完成したお家に住み3ヶ月、後悔したところはないというご夫婦。
理想の家を求め、妥協はしない、強いこだわりがあった。
「自分たちが好きなものは全部取り入れて、妥協はしない。サンクスホームの担当の方には、とにかく自分たちの意見ばっかり言っていましたね。」と話すご夫婦。サンクスホームでは通常間取りやパースの変更に約2週間かかるため、打ち合わせの頻度は基本的に2週間に1回。それを3か月ほど続け、急ぎのものがあれば、メールでやりとりをしていたという。
「今思えば、もし「これ以上は言いにくいかな・・・迷惑かな・・・」と遠慮して担当の方に伝えずにいたら絶対後悔していたと思います」と話してくれた。
まずは、インスタグラムで好みの家や部屋をリサーチし、自分たちが思い描く家を具体化させていったという。
「フィンランドなどヨーロッパ系の北欧のお家を見ていると、勾配天井が多くて、自分たちもそれに憧れました」と旦那様。17.8帖のLDKは、勾配天井にしてリビングに開放感を持たせ、のびやかな梁は、家に温かみをもたらしている。
続いてリビングとひと続きのキッチンへ。
柔らかい色づかいのシンプルなキッチン。壁には、北欧らしいモールディングを取り入れた。
「キッチンは、このモールディングをしたかったんです。」と奥様。インスタグラムでイメージを探し、コーディネーターに見せたところ、イメージ以上のデザインを提案してくれたと話す。表面に凹凸を施し、その陰影によって装飾するデザイン技法「モールディング」は、キッチンの表情をより豊かに演出している。
さらに掃除のしやすさを優先しIHに。食洗機をつけたり、「広々シンク」を採用したりと機能面でもこだわり、家事のしやすさも重視している。
「アパートに住んでいた頃は、ガスだったので、すごく掃除が面倒で・・・。シンクも幅が広いシンクにしたおかげで最高に使いやすいです。ゴミ箱の置き場所に困らないようにスペースを確保し、すっきり収納できるようにしました。」アパート暮らしで実感したことを、新しい暮らしに活かしたキッチンが完成した。
キッチンからはリビングが見渡せ、猫たちの様子も見守ることができる。
お気に入りの時計も見え、キッチンに立つ時間が楽しくなるという。
リビング中央には、座って過ごせるようローテーブルを。
取材時、猫たちが居心地よさそうにくつろいでいた。
お気に入りのローテーブルは、冬は、こたつにもなるという。
こたつにした時にスッキリ見せるため、床に隠しコンセントを設ける工夫は旦那様のアイディアだ。
LDKから繋がるように設計されたタイルデッキ。ウッドデッキではなくあえてタイルデッキにすることで北欧の雰囲気が漂ってくる。蛇腹で全開に開くようになっているリビングの窓は、縦のラインが、外から見た時のアクセントになっている。
シンプルな北欧スタイルに大人の遊び心をプラス
ほかにもこだわりは?と尋ねると、
「まだまだあります!玄関、洗面、トイレも・・・」と案内をしてくれた。
一面に貼られたマリメッコのアクセントクロスが印象的な玄関。
「これがやりたかったんです。」と旦那様。
お二人が大好きなマリメッコの壁紙を一面に貼ってアクセントクロスに。奥様は、「最初は、そこまではいらないんじゃないかと思ったのですが、実際に暮らしてみると、仕事から疲れて帰ってきて、扉を開けたら自分たちの好きなマリメッコの玄関が迎えてくれる・・・わぁ~って疲れも吹っ飛びます。夫にがんばって入れてもらってよかったと思いますね!」と満足の様子。
玄関すぐ横のアーチ壁の向こうには、たっぷり入る可変式のシューズクローク。アクセントクロスをイエローにしたことで、明るい雰囲気の玄関が完成した。
アーチ型のたれ壁は玄関の他に洗面にも採用されている。玄関からすぐ、廊下沿いにある洗面。
正面に見える北欧テイストのアクセントクロスが魅力的。
洗面は奥様がコーディネート。「雪だるまみたいなかわいい照明も気に入っています。」と話す。
トイレにもこだわりが。こちらもムーミン仕様。アクセントクロスはリトルミィの柄。スナフキンの帽子をモチーフにしたペンダントライトは、羽の部分がプルスイッチになっており、大人も遊び心をくすぐられる。
トイレの隣には、こちらもムーミンのアクセントクロスになっている寝室。ここからウォークインクローゼットへ。さらにその隣の趣味室へとつながり、玄関へと通り抜けができる動線を確保している。
玄関を入ってすぐに趣味室が一つ。「今は物置になっていますが、漫画とか絵を描くのが好きなので、あとは筋トレとか・・・」ここでは、これからのお二人の趣味が存分に楽しめるワクワクした空間となっている。
2匹の愛猫たちと暮らす
猫と暮らすための工夫も。
「最初は、キャットウォークや猫用の棚を付けたりと、いろいろ悩み、提案までしてもらったのですが、最終的には、後からいろいろと工夫ができるよう、ゲージを置いてしまおうということになりました。」
一番日当たりの良いリビングの窓際に猫たちのゲージやおもちゃを設置した。
「床も、最初は猫用の耐水のものにしようかなと思っていたのですが、コーディネーターさんから新しくかわいい床の色が出たって教えてもらって、そのフローリングに一目惚れして、即決でしたね!床を決定するギリギリのタイミングで変更したので、そこもご無理を聞いてもらいました。」
と話してくれた。
北欧の世界観が広がる外観・お庭
直線的なラインでスッキリとしたフォルムを縁取る白のライン。くすみ感のある色の組み合わせ。
部分的にレンガ調のデザインを使用し、風合いの異なる素材を組み合わせて、どこか温かみを感じさせてくれる。
家の顔ともなる外観には特に時間をかけたという。悩んだのは、カラーリング。
「カラーの組み合わせだけで、プランA、B・・・、結果8パターン以上作ってもらったんじゃないかな。ご迷惑をおかけしたと思います。おかげさまで、自分たちにヒットした色の組み合わせが決まりました。」
頭の中だけではイメージしにくい家づくり。なるべくお客様がイメージしやすいよう、サンクスホームでは、パースにして分かるようにしている。
外観の雰囲気に似合う、北欧テイストのお庭。
「こちらもたくさんプラン変更をしてもらいました」
お庭には、アーチを描くようになだらかな花壇スペースを作り、ガーデニングが楽しめるように。これから、季節のお花を植えたり、ウッドデッキにサンシェードをつけて、テーブルを置き、コーヒーを飲みながら二人の休日を楽しみたい・・・と理想の暮らしを教えてくれた。
ご夫婦の夢や趣味、愛猫との暮らしを大切にした北欧テイストの平屋。今はまだシンプルな平屋に、これから北欧の小物が増え、お花が増え、また一段とご夫婦の色に彩られていくだろう。
これからお家づくりをはじめる方へ
サンクスホームでは、これから家づくりをはじめる人にとって参考になってもらえるよう、OB様邸について詳しく話を聞くことができる相談会を開催。
お家自体の事はもちろん、実際に暮らしているお施主様からリアルな話を聞く事ができる貴重な機会に。
※個別にて相談会を開催いたします。ご予約日時については、ご都合や予約状況に合わせて調整させていただきます。