自然素材と平屋の厳かな佇まい
道路側は、グレーの塗り壁に小さな窓が一つのみというシンプルな外観。
玄関側に回ると、大きな窓と木のアクセント、ウッドデッキが存在感を放っている。
この家に住むのは、新婚のH様夫妻。住み始めて半年が経つ。
一番の特徴は、忙しい共働きのご夫婦だからこそこだわり抜いた完璧な家事動線。
家に込めた二人の思いを聞かせていただいた。
いつか訪れた酒蔵の梁のある空間をイメージして
高さ3.7mの天井にぐんと伸びた梁。
平屋ならではの天井高を活かした開放感溢れるリビングでご夫婦が迎えてくれた。
結婚前から、家を建てたいという夢があったというお二人。
どんな家にしたいか、自然な流れで話は進んでいったという。
「まず第一条件として、平屋は絶対でした」
と奥様。身内の家が平屋ということもあり、その生活のしやすさに、家を建てるなら平屋に住む!そう決めていたという。
旦那様にも尋ねると、
「二人で訪れた伊勢の酒蔵で日本酒を飲みながら、こんな梁のある家にしたいなぁと思い描いたことがあり、その雰囲気に仕上げました」
そんな自慢のリビングには大きな窓から自然光が差込み、初めて訪れたのにどこか居心地の良さを感じた。
夫婦の生活リズムを考えた家事導線へのこだわり
最初からある程度自分たちでイメージを固めていたという間取り。
お二人の毎日のルーティンに寄り添うことはもちろん、思い通り以上に仕上げてもらったという。
共働きで休みが合うのは週一回という二人の生活リズム。
そこで奥様がこだわったのは、帰宅時や家事の動線だ。
帰宅し、そのままトイレや手洗いを済ませたら、後ろにあるファミリークローゼットへ。
そして隣にはランドリールームのあるお風呂と、流れるような動線からリビングにてくつろぐ準備が完了するという。
「この動線はサンクスホーム 津支店モデルハウスを参考にしました!住んで半年経ちますが、動線で困ったことはないですね。」
と奥様。その暮らしやすさも実証してくれた。
玄関には広い土間スペースを確保し、靴や自転車、濡れたもの、趣味のものをたっぷり収納。
扉もついているので、急な来客時にさっと隠すことができるのも便利だ。
これから増える家族のために
夫婦で家を建てる時、子どもがいる生活をイメージしにくい問題がある。
奥様は、事前に身近で子育てをしているママたちに聞いた上で、あると良いと意見の多かった和室をプラスした。
来客時にも使うことができる。
他にも、将来は子どもの物が増えることを想定して、リピングにも収納が多めに作られている。
平屋を建てるにあたり将来のことを考えたとき、子ども部屋をどうするかはよく課題として挙げられる。
子どもたちとずっと近い距離で過ごしたいという奥様と、ある程度プライバシーのある空間を作ってあげたいという旦那様。
そんな二人が考えた子ども部屋は、リビングから近い場所にありながら、間に廊下スペースを設けている。
ほどよい距離感で子どもたちとコミュニケーションがとれるようにという二人の思いを叶えた設計だ。
夫婦で料理が楽しめるキッチン
家の中でひときわ存在感を放つマットブラックで重厚感のあるキッチンは、リクシルのリシェルのもの。
デザインに一目惚れし決めたという。
リシェルの魅力はデザイン性に加え、収納の便利さ、セラミックトップという高温のフライパンや鍋を直接置いても変色や変形がない機能性・耐久性を兼ね備えたキッチンだ。
そんなキッチンで飲み物を用意してくれた旦那様。
よく料理はしますか?と尋ねると、
「この前は、ココナッツカレー、ミートグラタン、タッカンマリ・・・いろいろ作りました。
僕たちは休みが合わないことが多いので、僕が休みの日は、夕飯を作ったりしています」
たくさんの料理のレパートリーに驚く。
アパートに住んでいたころキッチンに立つことはあまりなかった旦那様も、今では料理を楽しんでいるそうだ。
キッチンを操作しながら、「こうやってアプリで料理を選んで、材料を鍋に入れて、スイッチオンで完成するんですよ!」と説明してくれた。
奥様の帰りが遅くなった日も、こうした自動で料理を作ってくれる機能があるので便利だという。
隣にはキッチンからスライド式に料理が出せるダイニングテーブル、ダイニングテーブルからつながるようにカウンターが作られている。
子どもが宿題をしたり、趣味のことをしたり、リビングでみんなが過ごせるあたたかい家族をイメージして、さまざまな使い方ができる要素が盛り込まれている。
家から広がる家族の楽しみ
リビングには他にも、書斎コーナーも。
書斎コーナーには窓があり、その先は壺庭になっていた。
基本はシンプルな外観だが、壺庭の部分だけは空間ができるよう窪みをつけたという。
「ここに木を植えてライトアップすると、リビングに入った瞬間、テンション上がるでしょ?」
日常に彩りを添える、計算し尽くされた間取りだ。
廊下には奥様のセンスで選ばれたドライフラワーがアートのように飾られている。
「壁紙などの内装は、ほとんど奥さんの好きなようにしてもらいました!」
そんな奥様の心強いパートナーとなったのが、サンクスホームの女性コーディネーターだ。
「私自身もSNSなどでかなりイメージを調べていたのですが、やっぱり悩むところもあって。そんなときコーディネーターさんがアドバイスをくれました!」
と奥様。
「掃除がしやすいように扉の下のレールをなくしたり、部屋を仕切るためのロールスクリーンを埋め込みにしたり、コンセントの位置だったり・・・女性ならではの目線で小さなことにもたくさんアドバイスをいただきました。同じ目線に立って、友だちのように一緒に決めてくれたので、本当に心強かったし、大満足のお家になりました」
と溢れるようなこだわりが伝わってきた。
「家にいることが多くなったよね」
と旦那様。
最近は広いリビングにヨガマットを引いて夫婦でストレッチをするのが日課だという。
大好きなゲームに熱狂したり、ピアノをヘッドホンなしで弾けたり、お風呂の後にヨガをしたり、以前の暮らしではできなかったことを新居で楽しんでいるという。
これからは、リビングから繋がるウッドデッキで休日はBBQやアウトドアを楽しみたいという。
これから家族が増え、また新たな楽しみが増えるのだろう。
これからお家づくりをはじめる方へ
サンクスホームでは、これから家づくりをはじめる人にとって参考になってもらえるよう、OB様邸について詳しく話を聞くことができる相談会を開催。
お家自体の事はもちろん、実際に暮らしているお施主様からリアルな話を聞く事ができる貴重な機会に。
※個別にて相談会を開催いたします。ご予約日時については、ご都合や予約状況に合わせて調整させていただきます。