重厚感があり、モダンさを感じさせるブラックベースの外観。
のどかな田園風景でひときわ目を惹くM様邸を訪れた。
取材日の約2ヶ月前に完成したM様邸。気さくなご夫妻と、愛嬌たっぷりの愛犬が迎えてくれた。
M様邸に暮らすのは、ご夫妻と小学生のお子様2人、そして愛犬のロビンちゃん。
住み始めて2ヶ月が経つというが、案内されたリビングはシンプルですっきりと片付き、居心地がいい。
M様のご家族はそれまで志摩にあるご主人のご実家で暮らしていたが、普段から松阪方面での行動が多く、間をとって伊勢周辺への引越しを考えたという。
そんなご家族がどんな家を建てたのかを伺った。
「家族で快適に暮らす」を最短で叶えたかった
共働きのご夫妻。仕事も遅いときは帰宅時間が夜9時を回り、家づくりのことをゆっくり考える時間は土日でないととれない。そんな忙しい生活の中で、時間やストレスをかけず、家族で新しい家での暮らしを叶えたいと考えた
「住みたい家は考えたらキリがないし、いろいろ凝ったことをすると今度は手入れが行き届かずまたストレスになりそうで。そもそも家のベースから考えるっていうのは私の頭にはなかったです」と話す奥様。
「家に強いこだわりはないので、とにかく家族で快適に住める家を優先したかった。」
そう話すご夫妻が選んだのはプロが考えた39の間取りから、自分たちにあった間取りが選べる規格住宅「ISM39」だった。暮らした後のことをしっかりと考えて、とにかくシンプルに、思い描いた暮らしが早くできるように。そんな思いで家づくりが始まった。
「9月下旬に飛び込みでサンクスホームさんへ行って、そこから毎週のように通いました。私たちの休みが合うのが週末しかなく、週末に家づくりのことを考え、ストレスなく楽しく家づくりができたと思います。」
家づくりは土地探しから始まり、土地が決まってからは、10ヶ月ほどで家が完成したという。
夫婦の暮らしは1階で完結
志摩の家は平屋ということもあり、平屋の暮らしやすさに慣れていたご家族。いずれ子どもたちも巣立っていくことを考え、ご夫妻の生活は1階で完結することを条件にしたという。ISM39の家から1階に寝室がある間取りを選択した。
「とにかく生活がしやすい」毎日の生活動線がワンフロアで完結
M様が選んだ間取りは、1階に寝室がある他にも、玄関から洗面所→キッチン→リビングへと繋がり、また玄関からリビングや愛犬の部屋にも行ける動線と、生活動線に行き止まりがないことで人気の間取りだ。
キッチンから洗面所まで直線で繋がり、家事はほとんどここを行き来すれば完結する、忙しいご夫妻の希望にもぴったりな間取りだった。
リビングからドア1枚で行くことができる寝室は、大きなウォークインクローゼットもついていてとても便利。
「夜、家の片付けをしてすぐ寝る、朝起きたらクローゼットで服を選んで身支度。この位置の寝室はめちゃくちゃ楽です」と実際の暮らしやすさを教えてくれた。
基本的には家族一緒にリビングで過ごすことが多いというM様ご家族。ソファを広げてベッドにしてみんなでくつろぐのがお決まりのようで、家族の仲の良さが伺えた。
「仲の良い妹家族が泊まりにきたときは、寝室のドアを開けて、みんなで一つの空間で寝ています。」
と、この間取りは来客時にも役立っているようだった。
テーマは、シンプル・家事が楽。
リビングを見渡すと、ダークブラウンの床に、色味を合わせた建具など、シンプルな配色で統一感がある。
「シンプルをテーマにしていたので、内装の色決めもかなり早かったです。自分たちの好みの色味があったので、それが決まれば後は、ぽんぽんぽんとすぐに進みましたね!」
中でも気に入っているのは、キッチンの色だという。グレーで質感のある素材のキッチンは、内装を選ぶタイミングで登場した新色だった。
「指紋が着くのが嫌だったので、ざらざらの手触りで、好みのグレーの色で・・・即決めでしたね!」
と話す奥様。色決めは悩んで時間がかかるというイメージがあるが(それも楽しみのひとつでもあるが)、M様のように「シンプル」「家事が楽」と重要視するテーマを決めれば、意外と早く導き出せるのだろう。
どこに何をしまうか考えた収納計画でいつもスッキリ
収納は、階段下やパントリーは二つ。キッチンの収納もまだ余っているので、十分なぐらいあるという。
後から棚などの家具を置かなくてもいいよう、間取りを選ぶ際「どこへ何をしまうか」についてもしっかり考えたという奥様。
二つのパントリーのうち、一つは食料を入れるパントリー、もう一つは文房具やマスク、家族の書類など細々したものを入れるスペースにしている。リビングからは見えない位置にすることでリビングはいつもすっきり。住みはじめてからの暮らしが楽になるようにと、奥様の収納計画でいつも片付くお家が持続されている。
愛犬がゆったり過ごせる部屋
愛犬は、イタリアン・グレーハウンドのロビンちゃん。
元々、和室は畳仕様だったが、愛犬の部屋も作りたいと、傷に強いフローリングに変更。このスペースは、玄関へも、リビングへも出られるようになっている。またお家が完成してから、ペットスペースとリビングの間に赤ちゃん用の柵を設置し、扉を開けてリビングにいる家族と一緒の空間で過ごせるようにしている。
さらに、実家には、ロビンちゃんの他にメダカや熱帯魚、ハリネズミと楽しい仲間たちもスタンバイしているとのこと。他のペットたちもいずれ玉城に連れてきて、この和室は賑やかなペットゾーンとなる予定だという。
また、ペットを飼うための道具も増えることを考え、道具を自由にしまえるよう、この部屋の収納には、棚板をあえてなくしている。
ペットスペースにも、リビングと同様、大きな窓があり外の景色を眺めることができるため、愛犬のロビンちゃんも外の景色や外で散歩をしている犬たちをよく覗いているという。
子どもたちが大きくなると、この先ロビンちゃんが留守番をする時間が長くなることを考え、寂しくならないようにと、広めの部屋や外が見られるような工夫がされている。
2階は子どもたちの空間
2階には子ども部屋が2つとトイレが1つ。子どもたちで壁紙や床を選び、それぞれの部屋を作ったという。お兄ちゃんは趣味のゲームができる部屋、妹は自分でインテリアを選び、それぞれ素敵な部屋が完成した。
決めなければいけないことが多く、よく「家づくりは体力勝負」と言われるほど大変なイメージがあるが、ここまでハイスピードでいろいろなことを進めてきたM様邸。
「決めるところは早く進めたくて、決めたことは後から気にしない。シンプルがテーマだったので失敗はないですし、ベースが決まってからは、ソファとかインテリアを選ぶのも楽しかったですね。とにかく早く新しい家で家族と暮らしたいという思いが先行していました。」
と、スピード感もあり、失敗しない家づくりの秘訣を教えていただいた。
ブラック一色。外観へのこだわり
ブラック一色のサイディングで重厚感があり、凸凹でデザイン性がある外観。
「外観の色や形もシンプルにしました。水垢の掃除は大変だと思い白は避けたのと、苔が気にならないように黒を選びました!」
とデザイン性に加えて、ここでも暮らした後にストレスのないような工夫が込められていた。
家づくりを振り返って
住んでいる場所からは距離があったため家を建てている時はなかなか見に行くことができなかったというご夫妻。
「現場監督さんから2週間に一回は電話で家の進捗をこまめに報告いただいていたので、心配なことはありませんでした。仕入れの都合で、給湯器が遅れているとか、スケジュールに変更があるとこまめに報告をくれました。本当に任せっきりでしたね。私たちは土日にしか見に行けませんでしたが、逆に土日は作業をしていなかったので、たまに見に行ってはワクワクしていました。」
「とにかく土日しか考える時間がない中で、早く家を建てたいという思いもあって、担当の木下さんには、たくさんわがままを言いました!土地探しから家づくりまで、私たちのペースや想いに寄り添っていただきました。」
玉城町での暮らし。家族の趣味は外で遊ぶこと
「犬もいるし、外で遊ぶのも好きだし、周りを気にしなくていいように、プライベート感のある行き止まりの土地が良かったんです。大きな団地も苦手だったので、ちょうどいい数の土地も気に入っています。」
「この前も気づいたら1時間半ぐらい散歩をしていました、田んぼや自然も多いし、のどかで楽しいですね。」
子どもたちや愛犬と散歩へ行く回数もかなり増えたという。
住み始めてから考えてもいいんじゃない?
外構には当初、ウッドデッキの位置など、したい候補がありいろいろと悩んだというご夫妻。
「担当の木下さんが、外構は住み始めてからわかることもあるので、それから決めてもいいんじゃないですか?と言ってくれたので、そうか!とすごく楽になりました」
これから外構などを考える楽しみが増え、ウッドデッキや芝生、バイクが好きなご主人のためのガレージなど、まだまだ夢が膨らむという。
これからお家づくりをはじめる方へ
サンクスホームでは、これから家づくりをはじめる人にとって参考になってもらえるよう、OB様邸について詳しく話を聞くことができる相談会を開催。
お家自体の事はもちろん、実際に暮らしているお施主様からリアルな話を聞く事ができる貴重な機会に。
※個別にて相談会を開催いたします。ご予約日時については、ご都合や予約状況に合わせて調整させていただきます。