家づくりでは上棟式や地鎮祭をやった方が良いか、迷われていないでしょうか。
それぞれの式に対する捉え方は、昔と今では大きく変わっています。
今回は地鎮祭と上棟式の意味や、近ごろ家を建てる人はどうしているかについてお伝えします。
地鎮祭はお客様の気持ち次第
地鎮祭は家を建てる土地の神様に、工事の安全祈願をする儀式です。
地面に地縄と呼ばれるひもを家の形に張り、神主さんを呼んで行います。
地鎮祭は家の工事が始まる前に行うため、安全上の問題や工事スケジュールへの影響が少ないため行う方はたくさんいらっしゃいます。
ただし祭壇は簡易的なもので、参加するのもお客様のご家族だけや、ご両親様が参加する程度でコンパクトに行うのが最近の傾向です。
上棟式は減りつつある?
一方で、工事が始まった後に安全祈願をする上棟式は、減りつつあります。
上棟式は骨組みの状態の家の中で行うため、お客様の安全上の心配があるからです。
また上棟式を行う日程に大安吉日を希望される方が多く、それに合わせて工事を進めるとなると、家の完成時期が変わってしまうことも考えられます。
こうした事情から上棟式は基本的には行わず、お客様のご希望があれば対応するという住宅会社が増えています。
行う場合の準備は?
もし地鎮祭や上棟式を行うときは、神主さんへのお礼やお供え物を準備することもあります。
ただしどこまで準備するかは、地域や家を建てる住宅会社によって異なるため、直接確かめたほうが間違いありません。
また上棟式は家を建てるスケジュールに、影響することも考えられます。
そのため上棟式を行う場合は、早めに希望を住宅会社に伝えるようにしましょう。
ご両親にも相談しよう
現在ではこうした式を行うかどうかは、お客様の気持ち次第になっています。
両方やる方もいれば、両方ともやらない方もいます。
ただし気にしておきたいのは、ご両親様や祖父母様のお考えです。
若い世代の方と違い、ご年配の方は地鎮祭や上棟式を大切なものと考えている方もいます。
もし必要ないというお考えになったとしても、一度ご相談しておく事をおすすめします。
まとめ
上棟式や地鎮祭を行うかは家を建てる方や、まわりのご家族のお考えによります。
もしどうしても気になるようなら、行っておいた方が気持ちはスッキリするかもしれません。
規模は昔のような大げさなものではなく簡略化しているため、一度住宅会社に相談してみてはいかがでしょうか。