家の外壁は外観の印象に大きく影響します。
しかし家づくりが初めてなので、どんな外壁材があり、それぞれどんな特徴を持つかわからないという方も多いと思います。
そこで今回は代表的な外壁材3種類の特徴を、わかりやすく解説します。
デザインが豊富な窯業サイディング
窯業系サイディングは、セメントと繊維系の素材を混ぜて固めた外壁材です。
デザインサイディングと呼ばれる工場で色や柄を付けたものは、レンガ調や岩のような柄、色は明るいものからモダンなブラックなど、非常にデザインが豊富です。
しかも工場で作るため品質も均一で、コストも他の外壁材に比べ抑えられるというメリットがあります。
ただしそのキレイな姿や耐久性を保つには、10〜15年程度で再塗装が必要です。
採用する場合は施工する住宅会社に、メンテナンス時期や費用の目安を確認すると良いでしょう。
味わいあるモルタルの塗り壁
モルタルとはセメントに水と砂を混ぜて練った材料で、これを塗った外壁が塗り壁です。
ザラつきのある質感が温かみを感じさせ、人気のある外壁材の1つになっています。
またコテや刷毛の跡をあえて残した仕上げ方もあり、いかにも手作業といった見た目がさらに味わい深さを感じさせます。
一方で表面に細かな凹凸があることから汚れが付きやすく、美観を保つには定期的に洗浄することをおすすめします。
あるいは、最近は汚れが付きにくい素材を使った塗り壁材も登場しています。
多少コストはかかりますが将来の洗浄や塗装の費用が抑えられるため、検討してみるのも良いかもしれません。
モダンで機能性も高いガルバリウム鋼板
ガルバリウム鋼板とは、鋼板の表面にアルミと亜鉛、シリコンを組み合わせたコーティングを施した材料です。
鋼板でありながらサビに強く、耐久性も高いことから屋根材にも使われています。
表面の仕上がりがフラットなため、特にスクエアなデザインの住まいと相性が良い外壁材です。
ただ以前よりだいぶ増えましたがそれでもデザインのバリエーションが少なめで、デザインサイディングのようなバリエーションの豊富さはありません。
個性的なデザインの外壁材を希望している場合は、どんな色や柄があるか確認しながら検討すると良いでしょう。
まとめ
それぞれの外壁材はデザインだけでなく、メリットや注意点も異なっています。
その違いをよく知ったうえで選ぶことが、納得した家づくりにつながります。
さまざまな外壁材の施工実績のある住宅会社に相談しながら、より自分たちにぴったりな外壁材を選ぶようにしましょう。