マイホーム作りで予算オーバーは誰でも避けたいもの。
しかし残念ながら「予定よりも予算がかかってしまった」という話は後を絶ちません。
そこで今回はぜひ注意していただきたい、予算オーバーの原因を3つご紹介します。
地盤補強は地域の住宅会社に相談
敷地の地面の下が柔らかく、そのまま家を建ててしまうと傾いてしまう恐れがある場合は地盤補強工事が必要です。
特に地中にコンクリートや鉄のパイプの柱を立てて家を支える工事は、高額になることがあり予算オーバーの原因になります。
しかし地盤補強が必要かどうかは、家の間取りが決まり専門の機材を使った地盤調査を行わないとわかりません。
そのため地盤補強の予算が必要か気になる方は、地域で施工実績の多い住宅会社に相談してみましょう。
近隣の事例などから、補強工事が必要そうかや大まかな金額をアドバイスしてくれるはずです。
まわりとの高低差でかかる造成費用
造成費用とは敷地が平らではなかったり、道路から見て高低差があったりしたときに平らにする工事です。
中には敷地の高さが道路と同じに見えても地面が柔らかく、踏み固めたときに大きく下がり新たに土を入れる場合もあります。
さらにまわりの敷地より高さがあると、土がこぼれないように周囲をコンクリートの壁で囲う工事が必要になることもあるでしょう。
こうした造成工事は敷地が広いときや高低差が大きい場合は、非常に高額になり予算オーバーにつながることがあります。
そのため道路やまわりと高さが違う土地や田畑、空き地などに家を建てるときは注意が必要です。
こうした場合も住宅会社に早めに相談し、造成費用がどれくらいかかるか確かめてもらいましょう。
水道引き込みは早めに調べてもらおう
家を建てる敷地に、新たに水道管を引き込む工事も高額になるケースがあります。
もし目の前の道路に水道管が無いと、離れたところから道路を掘って水道管を伸ばしてきます。
道路がアスファルトだと非常に費用がかかり、100万円を超える工事になることもあるのです。
また敷地に水道管が引き込んであっても、古くて今の規格に合わず新たに引き込むよう行政の指導を受けることもあります。
このため今まで家が建っていなかったところに建築する場合はもちろん、古い家を壊して家を建てるときも注意しなければなりません。
水道の引き込みが必要かどうかは、水道局などに調査をするとわかります。
ただし家や駐車場の配置によって引き込む場所が変わるため、建物の計画と合わせて住宅会社に調べてもらった方が間違いないでしょう。
まとめ
家の工事の中にはお客様にあまり馴染みがなく、しかも高額な費用がかかってしまうものがあります。
特に今回ご紹介した工事は、必要かどうかやかかる金額をお客様だけで判断するのは難しいでしょう。
予算オーバーを防ぐには、地域の事情に詳しい住宅会社に早めに相談した方が安心と言えそうです。