家を建てることは、人生の中でも最大級の買い物であると言われています。
そのため、多くの方が満足のいく家を建てようと考えるのでしょう。
人によって、満足のいく家の基準は変わりますが、一つ考えてほしいことがあります。
それは、その家が「夏は涼しく、冬は暖かく生活することができるか」ということです。
今回は、生活の快適さを軸にした家づくりの考え方についてご紹介します。
どういった家にすればよいのか?
夏は涼しく、冬は暖かくと言われても、実際にどういったことに気を付ければよいのかはなかなか分からないかもしれません。
家を建てようと思っても家づくりの知識がある方は、多くはないと思われます。
気を付けておきたいことを簡単に説明すると、外気温の影響を受けないようにすることです。
それでは、以下で具体的に説明していきたいと思います。
断熱化
冬場に暖房をつけているのに、部屋がなかなか暖かくならないといったことはありませんか?
これは、部屋の熱が外部に逃げていることによるものです。
こういった場合、窓から部屋の熱が逃げていると考えられます。
一般的には、外部に逃げていく熱の40%から50%が窓から逃げて行っていると言われています。
そのため、樹脂製サッシや複層ガラスが各メーカーから販売され、建物に断熱材を使用することが主流となっています。
特に、断熱化を考えた上で重要になってくるものは断熱材と施工方法です。
断熱材としてはグラスウールなどが一般的になっており、施工方法は内断熱と外断熱とに分けられます。
それぞれメリット・デメリットがあり、施工会社によって得意なもの、不得意なものがあるため、一度相談してみるとよいでしょう。
気密化
家の継ぎ目を少なくして、暖房や冷房のロスを減らすという考え方です。
簡単に言うと、冬の隙間風を減らして、部屋を暖かくキープしようということです。
「隙間風ってそんなにあるの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外と多いのが事実です。
日ごろは気にしないような場所からも室温のロスに繋がっているのです。
例を挙げると、壁や床、コンセント取り付け場所が挙げられます。
これらからのロスを防ぐために気密化を行います。
具体的に説明すると、部屋の内部から水蒸気を通さないように作られたシートを張ります。
このシートの効果で、湿度を含んだ隙間風の侵入を防ぐのです。
今回は、生活の快適さを軸にした家づくりの考え方についてご紹介しました。
家づくりは、人によって軸とするものが様々であるため、出来上がるものも多種多様です。
しかし、日本の四季の中で快適に生活するためには、これらのことを考慮する必要があります。
しっかりとしたプランを立てて、満足のいく家づくりを行いましょう。