新築住宅を建てるには、まず土地を探さなければなりません。土地の価格は地域によって大きな差があるため、その傾向と特徴を捉えておくことが重要。そこで、今回は三重県・津市の地価ランキングを紹介します。
三重県の県庁所在地として、約28万人が住む津市。その地価を全国と比較していきます。
津市の土地は平均4万9485円/m2
津市の土地購入の平均価格 | 4万9485円/m2 | 坪単価:16万3586円 |
(全国平均) | 16万0097円/m2 | 坪単価:52万9247円 |
(同県平均) | 4万2479円/m2 | 坪単価:14万0426円 |
最も高い地域:津駅 | 9万5372円/m2 | 坪単価:31万5280円 |
平成28年(2016年)のデータをもとに津市の地価を見ると、平均価格は4万9485円/m2(16万3586円/坪)。全国平均からは10万円ほど割安ですが、県内の平均を7000円ほど上回っています。
全国1732市町村の中でのランキングを見ると、津市は393位。三重県内では4位です。同程度の価格帯の地域は、宮城県名取市、大分県別府市など。県内では伊勢市や三重郡朝日町などと近い数値です。
市内で最も地価の高いエリアは、JR紀伊本線、伊勢鉄道、近鉄名古屋線が乗り入れる津駅付近となっています。
地価は前年比1.76%のマイナス
過去10年間(2007~2016年)の津市の平均地価データを確認すると、2008年の5万6043円/m2(坪単価:18万5267円)が最高値。これ以降、2014年には対前年比がアップしているものの、それ以外の年はすべてマイナスで、全体的に下り基調と言うことがわかります。2016年の地価は、対前年比で1.76%マイナスでした。
この10年間での価格の振れ幅は6000円/m2ほどで、目立った値動きのなかったエリアと言えそうです。
豊富な自然と食文化が魅力の津市
明治22年に日本で初めての市制施行として、他の30市とともに誕生した津市。古くから中京圏の交通の要所として栄えてきましたが、近代以降は紡績、電気、造船などの産業とともに発展してきました。
海と山に囲まれているため、温暖な気候と豊かな自然が特徴のエリアで、それを生かした食文化も魅力。うなぎやアマゴ、小女子(イカナゴ)などの名産のほか、最近ではB級グルメとして津ぎょうざも全国的に知名度を上げています。
四季がはっきりとしていて、春は桜、夏は花火など、それぞれの季節でイベントが楽しめるのもポイントです。
まとめ
平成17年には中部国際空港への海上アクセス港も開港しており、海外へのアクセスもより短時間でできるようになった津市。県外にも出やすいエリアとして、旅行や出張の多い家庭にはおすすめです。