キッチンが使いやすくなれば、料理を作るのもより楽になりますよね。
しかし使いやすいキッチンと言うとIHにするかガスにするかや、食洗機は必要かといった設備に目がいきがちです。
もちろんそれも大切ですがあまり気づかれない細かな部分も、キッチンの使いやすさに大きく影響します。
よりキッチンを使いやすくする、隠れたチェックポイントを3つ紹介します。
疲れに影響する高さの設定
料理をしているとどうも疲れやすいという方は、今お使いのキッチンの高さが合っていないのかもしれません。
適した高さより低すぎると、腰や背中に負担がかってしまう可能性があります。
逆に高すぎるとまな板の上の固いものを包丁で切りにくかったり、
深い鍋の中をのぞきにくかったりと、知らないうちに使いにくくなっていることがあります。
一般的に適したキッチンの高さは使う人の身長÷2+5cmと言われているため、
新しく作るキッチンはそれに近い高さに指定すると、楽に料理ができるようになるかもしれません。
新しい住まいを作るときは適切な高さを確かめ、できれば実際にショールームなどのキッチンの前に立ち、
自分に合った高さのキッチンにするようにしましょう。
見落としがちな作業スペースの広さ
IHやガスなどの調理器と、シンクと呼ばれる流しの間にあるのが作業スペースです。
料理するときはまな板やボールや食材など、この作業スペースに置くものは意外と多いものです。
このサイズが狭いと切ったり混ぜたり、盛り付けたりといった作業がしにくくなってしまいます。
ショールームでは十分な広さに感じても、実際に使ってみると狭いということもあります。
今お使いのキッチンの作業スペースを測り、さらに洗いカゴや調味料スタンドなど
新しいキッチンになったら置きたいものをイメージしてみましょう。
見落としがちな作業スペースがどれくらい必要か確かめてから、キッチンを選ぶようにするとより使いやすくなるでしょう。
おしゃれな照明は料理しにくい?
おしゃれな雰囲気を演出しているショールームでは、あえて明るさを抑えた照明にしていることがあります。
しかしそのまま実際の住まいに取り入れてしまうと、明るさが足りず食材の傷みなどがわかりにくくなります。
また若いうちはあまり気にならないかもしれませんが、
歳を取ったときに少し薄暗い照明だと手元が見えにくい可能性もあります。
コーディネーターのいる住宅会社であれば、こうしたことはアドバイスしてもらえますが、
お客様が自分で気に入った照明器具を付ける場合などは気づかないことがあります。
見た目は良くても実際に使いやすいかはまた別の話になります。
家づくりはぜひ、プロのアドバイスに耳を傾けながら進めるようにしましょう。
まとめ
キッチンを使いやすくするには、高級なモデルや最新の設備を選ぶだけが方法ではありません。
今回紹介したポイントを気にするだけでも、十分に使いやすいキッチンにすることができます。
キッチンが新しくなれば、きっと楽しい気分でキッチンに立てるはずです。
そして使いやすさにこだわったキッチンでおいしい料理を作りましょう。