新しい住まいを求めるとき、持ち家にするか賃貸にするかで悩む人もいるでしょう。
実際のところ、どちらがいいのかはその人のライフスタイルや将来のプランによって変わり、簡単には決められません。まずは両者の特徴を調べ、自分にあう住まいを考えてみましょう。
持ち家のメリット~長く暮らせる安心感と高い資産価値~
1:家族とともに安心して暮らせる場所を手に入れられる
2:土地まで含めると高い資産価値がある
3:基本スペックが高く、自由に手を加えられる住まいである
持ち家のメリットで大きいのは、自分や家族だけの専用の場を手に入れられるという安心感でしょう。また、土地まで含めるとほかにはない大きな資産を手に入れることになり、老後に向けてさまざまな活用法も考えられます。リフォームが必要な場合、資金が許す限り自分の自由にできる点も持ち家ならではの強みです。
持ち家のデメリット~コストの問題をクリアできるかがカギとなる~
1:建築費などの初期投資が膨大なものとなる
2:入居後もローンの支払いのほか修繕費などで出費がある
3:時間とともに資産価値は減っていく
持ち家で気をつけたいのは、やはりコストの問題です。
建築費など入居するまでの初期投資はもちろんのこと、入居してからの維持管理費もかかります。
また、持ち家の強みとなる資産価値についても、土地まで含めないと数十年後には家自体は価値をなくすものであり、そうしたリスクも考慮に入れる必要があります。
賃貸のメリット~自分の生活にあわせ柔軟に住まいを変えられる~
1:収入や家族の環境にあわせて住まいを簡単に変えられる
2:管理はほぼ業者任せで手間いらず
3:入居の際に、持ち家ほどまとまった資金がかからない
賃貸は持ち家と比べ、自由の身であることが強みです。
独り暮らしならワンルームマンション、結婚して家族が増えれば部屋の多い住まいを、というように柔軟な対処ができます。また、住まいの維持管理は基本的に業者が行いますから、住まいのメンテナンスのことはあまり気にせず気軽に暮らせる点もメリットでしょう。
賃貸のデメリット~コストの重さは持ち家と大差がなく将来への不安もある
1:いつまでも家賃を支払わないといけない
2:貸主の許可なくして住まいに手を加えられない
3:住まいは資産として残らず老後に不安がある
賃貸のデメリットとしてまず挙げたいのが、コストの問題です。持ち家はお金がかかるようなイメージがありますが、賃貸も毎月家賃は支払わねばならず、支払い続けても住まいが自分の資産になることはありません。収入が減る老後を考えたとき、こうしたデメリットは大きいので、早いうちから十分に蓄えを残すなど、対策が必要になります。
まとめ
安心感がある持ち家か、自由度の高い賃貸か、どちらがいいとは簡単に決められないものです。
実際のところ、自分の収入や家族の状況、将来に向けたビジョンなどを総合的に判断しないと、誰にとってもどちらがいいとは言えないものでしょう。住まいを求める際は家族でよく話し合い、持ち家にするか、賃貸にするか考えましょう。