平屋は安全で家事もしやすく、家族とのコミュニケーションも取りやすいと最近人気が高まっています。
しかし2階建てなどに比べ、防犯面に注意したい点があるのはご存じでしょうか。
せっかく素敵な平屋を建てたのに、泥棒の被害などには絶対遭いたくないですよね。
そこで今回は平屋だからこそチェックしたい、3つの防犯対策についてお伝えします。
平屋は窓の防犯対策を念入りに
平屋は全ての部屋が1階にあるため、泥棒に狙われる窓がどうしても多くなります。
このため平屋は、2階建て以上に窓の防犯対策が大切です。
例えば防犯フィルムや2重ロック、シャッターなど、窓から入りにくくする設備を積極的に取り入れるようにしましょう。
また寝室も1階になるため、夏の夜に窓を開けて寝ると泥棒が入りそうで怖いという方もいます。
それなら窓を床まである掃き出しではなく、高い位置の窓にすると不安が少なくなります。
あるいはスリット付きのシャッターで、風を通しながら防犯性能を高める方法もあります。
平屋の防犯対策を考えるときは、まず窓から注目してみることをおすすめします。
防犯照明を多めに付ける
平屋は2階建てに比べて家の外回りが長くなるため、外部からの視線が届きにくい死角が多くなりがちです。
死角は人目につかず窓の鍵を開けられるため、泥棒に狙われるリスクが高い部分です。
特に日当たりを重視して南側の窓を大きくすると家の幅が広がり、死角になりやすい北側の幅も広がってしまいます。
そこで死角の防犯対策として、人が近づくと明かりがつく防犯照明を多めに付けるようにしましょう。
玄関や勝手口のまわりに付けるのはもちろん、平屋なら北側も忘れず付けたいところです。
距離が長いようなら1ヵ所ではなく両端の2ヵ所に付け、光が届かない範囲が少なくすると効果的です。
防犯照明は費用を抑えながら高い防犯効果が期待できますので、なるべくたくさん付けることをおすすめします。
洗濯物を干すスペースを家の中に取る
2階建ては洗濯物をバルコニーに干せますが、平屋は庭やデッキなど外から見えやすいところに干すプランが多くなりがちです。
目隠しの木やフェンスがあれば良いのですが、
それでも通りがすぐ目の前の敷地では少し心配になる女性の方もいるのではないでしょうか。
そこで例えばランドリールームや洗濯物を干せる広めのホールなどを作り、外から見えないプランも考えてみましょう。
家の中に洗濯物が干せれば帰宅が遅くなりそうなときや、急な夕立が心配な季節も安心です。
他にも花粉症対策にもなるなど多くのメリットがありますので、
平屋を考えている方はぜひ家の中の洗濯干しスペースを検討してみてください。
まとめ
平屋は子育てがしやすいと、若い方にも人気のある住まいになっています。
ただし今回のように防犯面では、平屋だからこそ注意したいポイントがあります。
できるだけ平屋の建築実績を持つ住宅会社に相談し、防犯対策の充実した平屋を建てるようにしてください。