高速道路ほか、公共交通機関などの交通インフラが整う伊勢市。三重県屈指の観光スポットである「伊勢神宮」を有しているため、土地売買の観点からも大変安定感があります。土地柄、土地相場が高そうというイメージで敬遠される方も多いかもしれませんが、平地(西部・南部)以外では、そこまで相場が高額ではなく、狙い目です。今回はそんな伊勢市の土地相場と近隣情報を確認していきます。
土地の相場
伊勢市の土地の相場は、1㎡あたり平均5万1,230円となっています。(2015年時点)坪単価は16万9,358円です。前年と比較して、相場平均は1.6%程度下がっております。
しかし、外宮と伊勢市駅に挟まれたエリアほか、伊勢神宮から五十鈴公園は地価が上昇しております。特に、伊勢神宮周辺の地価上昇は、東京オリンピック開催が無関係ではなさそうです。また、2016年に開催されたばかりの「伊勢志摩サミット」も記憶に新しいところです。こうした背景から、来日する外国人観光客の増加なども見越されて「今後も上昇傾向が続く」という見方が広がっています。
ユーザーはこれくらいの広さの家を買っている
伊勢市エリアに家を構える方々は、おおよそ30坪~40坪の広さの土地を購入しています。土地の価格は800万円~1,200万円程度。建物の価格については1,500万円~2,000万円程度となりますので、土地・建物を合わせて、2,300万円~3,200万円程度が購入金額の目安となるでしょう。
近隣情報
伊勢市といえば、なんといっても伊勢神宮が有名。お伊勢参りという言葉がある通り、日本人ならば1度は行ってみたいスポットであり、国内外を問わず、例年多くの観光客で賑わっています。
他にも朝熊山(朝熊ヶ岳)、前山、音無山や熊野古道などもあり、味わい深い自然が豊かで、落ち着いている雰囲気が魅力的です。
そんな伊勢市は、中央部分に、五十鈴川、宮川などの雄大な川が流れ、北の伊勢湾に通じています。そのため、伊勢市は新鮮な魚介類の宝庫であるほか、伊勢うどんなどの郷土料理も充実。グルメな方でも、きっと満足できるエリアといえるかと思います。
なお、交通アクセスに関しても整備されており、官公庁や商業地が集まる外宮周辺に、近鉄鳥羽線・JR参宮線の2路線、そして南勢バイパス・伊勢自動車道などがございます。県庁所在地の津市ほか、名古屋への通学・通勤にも便利な伊勢市には、大きなメリットが感じられるでしょう。