新築住宅を建てるには、まず土地を探さなければなりません。土地の価格は地域によって大きな差があるため、その傾向と特徴を捉えておくことが重要。そこで、今回は三重県・鈴鹿市の地価ランキングを紹介します。
三重県の北部に位置し、人口約20万人を擁する鈴鹿市。その地価を全国と比較していきます。
鈴鹿市の土地は平均4万0659円/m2
鈴鹿市の土地購入の平均価格 | 4万0659円/m2 | 坪単価:13万4410円 |
(全国平均) | 16万0097円/m2 | 坪単価:52万9247円 |
(同県平均) | 4万2479円/m2 | 坪単価:14万0426円 |
平成28年(2016年)のデータをもとに鈴鹿市の地価を見ると、平均価格は4万0659円/m2(13万4410円/坪)。全国平均と比較すると10万円ほど割安。また、県内の平均を2000円ほど下回っています。
全国1732市町村の中でのランキングを見ると、鈴鹿市は472位。三重県内では7位です。同程度の価格帯の地域は、福井県小浜市、茨城県古河市など。県内では三重郡川越町や名張市などと近い数値です。
地価は前年比0.67%のマイナス
過去10年間(2007~2016年)の鈴鹿市の平均地価データを確認すると、2007年の4万8572円/m2(坪単価:16万0569円)が最高値。これ以降、2016年に至るまで、地価は下がり続けています。2016年の地価は、対前年比で0.67%マイナスでした。
この10年間での価格の振れ幅は8000円/m2ほど。県内の他エリアと比較すると、多少値動きのあったエリアと言えそうです。
モータースポーツの発信地、鈴鹿
フォーミュラマシンで最高のドライバー/コンストラクターを決めるF1世界選手権や、2輪のロードレースで夏の祭典と呼ばれる8時間耐久ロードレースが開催される、鈴鹿サーキットのある鈴鹿市。そのため、このエリアは自動車産業を中心とした内陸工業都市となっており、多くの企業を誘致してきました。
また、工業だけでなく三重県の他のエリアと同様、お茶の生産や稲作などの農業も盛んで、市も「緑の工都」と称したPRを行っています。
まとめ
モータースポーツの聖地として全国的に知名度の高い鈴鹿ですが、工業的なイメージとは相反して、自然豊かな市でもあります。近い距離で海・山・川と揃っているため、トレッキングや川遊びなどが楽しめて、アウトドアレジャーが好きなご家族にもおすすめできるエリアです。