新築住宅を建てるには、まず土地を探さなければなりません。土地の価格は地域によって大きな差があるため、その傾向と特徴を捉えておくことが重要。そこで、今回は三重県・四日市市の地価ランキングを紹介します。
三重県内では経済的な中心として栄える四日市市。その地価を全国と比較していきます。
四日市市の土地は平均5万6306円/m2
四日市市の土地購入の平均価格 | 5万6306円/m2 | 坪単価:18万6136円 |
(全国平均) | 16万0097円/m2 | 坪単価:52万9247円 |
(同県平均) | 4万2479円/m2 | 坪単価:14万0426円 |
平成28年(2016年)のデータをもとに四日市市の地価を見ると、平均価格は5万6306円/m2(18万6136円/坪)。全国平均からは10万円ほど割安ですが、県内の平均を1万3000円ほど上回っています。
全国1732市町村の中でのランキングを見ると、四日市市は342位。三重県内では2位です。同程度の価格帯の地域は、神奈川県愛甲郡家猪川町町、群馬県前橋市など。県内では桑名市や伊勢市などと近い数値です。
地価は前年比0.64%のマイナス
過去10年間(2007~2016年)の四日市市の平均地価データを確認すると、2008年の6万0577円/m2(坪単価:20万0255円)が最高値。これ以降、2011年には対前年比がアップしているものの、それ以外の年はすべてマイナスで、全体的に下り基調と言うことがわかります。2016年の地価は、対前年比で0.64%マイナスでした。
この10年間での価格の振れ幅は4000円/m2ほどで、目立った値動きのなかったエリアと言えそうです。
古くから定期市が開催された商業の街
三重県の北部に位置する四日市市。西側を山に囲まれ、東側は伊勢湾に面しており、県内の他地域同様、温暖な気候で過ごしやすいエリアです。
市名の由来となっている「四日市」とは、古くから親しまれる定期市の名称で、このエリアの商業的な中心地として発展してきました。その名残は現在でも残っており、三重県内の経済的な中心地として栄えています。
気候を活かした茶(伊勢茶)や、素麺などが特産品として知られ、地酒や食用油なども生産されています。
まとめ
商業だけでなく、工業も盛んな四日市市では、最近新たな魅力として「工場夜景都市」をPRしています。そんな夜景を船上から眺められるクルージングツアーなども企画され、週末を中心に賑わっています。
四日市の魅力を知るきっかけとして、まずは船上から市内をチェックしてみるのもいいかもしれません。