三重県内で根強い人気を誇る桑名市。1993年をピークに土地相場は下降気味ですが、県内の相場でみると高い水準を保っております。人気の理由は、名古屋へ25km圏内であり、岐阜や愛知などの他県に隣接しているという地理的な理由もあります。実際、このように恵まれた地理的条件を備えるため、ショッピングモールの進出ほか、新興宅地開発なども進み、より住みやすい住環境が整備されつつあります。今回はそんな桑名市の土地相場や近隣情報をご覧いただきます。
土地の相場
桑名市の土地の相場は、1㎡あたり平均5万7,208円となっています。(2015年時点)坪単価は18万9,120円です。前年と比較して0.34%の相場下落傾向が見られるものの、ここ最近はほぼ横ばいといえるでしょう。ただし、市内を詳しく見ますと、桑名駅周辺の相場は上昇し、対してそれ以外のエリアは下落気味となっています。なお、このような傾向は、他の多くのエリアでも見られます。そして、市内土地価格相場の上下1~2%程度と、緩やかです。
ユーザーはこれくらいの広さの家を買っている
桑名市エリアに家を構える方々は、おおよそ35坪から45坪の広さの土地を購入しています。土地の価格は1,000万円~1,800万円程度。建物の価格については1,500万円~2,000万円程度となりますので、土地・建物を合わせて、2,500万円~3,800万円程度が購入金額の目安となるでしょう。
近隣情報
桑名市は、名古屋市のベッドタウンとして、落ち着いた住環境を提供しているエリアです。2004年末に3つの市町村が合併し、誕生しました。およそ14万人の人口を有し、名古屋市内への通勤・通学者も多くいます。JRや私鉄の主要駅があるほか、伊勢湾岸・東名阪自動車道、国道1号線・23号線の主要道路も市内を走っている事から、利便性は比較的高いといえます。
なお市内には、無形文化財が多くあり、お寺や神社を拠点としたお祭りなども多くあります。他にも、国の重要文化財となっている「六華苑」、伊勢国一の鳥居と賞される大鳥居のある「七里の渡跡」ほか、はまぐり料理や温泉、魅力的な古い町並みなど、実は観光分野においても豊富な資源を持っている市です。
このように、自然・歴史・環境が調和する桑名市には、ファミリー層も多く住んでおります。そのため、小中学校などの教育機関はもとより、進学塾も多数あるので、お子さんをお持ちのご家庭も是非検討したい居住エリアといえるでしょう。