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B様邸
施主様の施工時のご年齢:44歳
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今回お話を聞いたのは40代前半のB様ご夫妻。築7ヶ月のワンフロアの家に、小学2年生の娘さんと3人で暮らしています。娘さんの学習環境のために建てたというB様邸は、コンパクトな土地に建つシンプルな間取りながら、家族で夢に向かうための工夫に溢れていました。この記事ではB様邸の『家が建つまで』と『その後』をとおして、家づくりのヒントをご紹介します。
【実際に住んでみて実感したこと】
家は、住み始めてから分かることが沢山あります。間取りの選択は正しかったのか?経年による変化はどうか?…リアルな声を聞いてみました。
我が家の気に入っているところ
– B様邸の家づくりには、少々珍しい背景があると伺いました
夫:珍しいといえばそうかもしれません。実は、もともと一軒家の持ち家に住んでいたんです。持ち家がありつつ新たに家を建てるというのは、なかなか聞かないですよね。家づくりのきっかけは娘の小学校進学でした。
妻:娘の学習環境を、より充実させてあげたいと思ったんです。そのために間取りも工夫しましたし、以前の家より学校に近くなったので、通学時間に時間をかけずに済むようにもなりました。理想の子育てのためのお家ですね。
– 娘さんのための家づくり、素敵なきっかけだなと思います。具体的なこだわりポイントを教えてください
妻:一番の間取りのこだわりは、リビングのスキップフロア。この空間に備え付けで机を作って、娘の勉強スペースにしています。空間は繋がっているのですが、壁で仕切られているので、半個室のような感じですね。集中しやすい独立したスペースでありつつ、私たちも常に気にしてあげられるのが利点です。娘にとっても家の中で一番お気に入りの場所なんですよ。
夫:具体的なポイントではないかもしれませんが、そもそも平屋にしたこと自体が大きなこだわりかもしれません。実はこれは、以前の家の反省を活かした間取りなんです。以前の家は一般的な2階建てでしたが、住み続ける中で、結局2階は使わないと気が付きました。だから今回は思い切って平屋に。結果、家族がより繋がることが出来る良い間取りになったのではないかと思います。
– 平屋にしたことでの家事動線はいかがですか
妻:コンパクトで気に入っています!間取りのこだわりとして特に紹介したいのは、直線動線。洗面所の物干しスペースからパントリー、キッチン、そして勝手口までの流れが完璧なんです。それから、この直線動線上に作った収納もポイント。食料用の大きなパントリーとステーショナリー用のクローゼット並べて配置することで、片付けや炊事が格段にしやすくなりました。
夫:広い土間…シュークローゼットにお掃除グッズを仕舞えるようになったのもいいよね。娘が玄関の掃き掃除担当なんですが、今は自分で率先してホウキを取って、掃除を始めてくれるんですよ。以前は玄関とは別の場所に収納していたこともあり、精神的にも物理的にも掃除に取り掛かりにくかったのですが、この家ではむしろ掃除がしたくなる。娘にとっても、家事を意識する良いきっかけになったかなと感じています。
一生付き合っていくマイホームだから
– こだわりの間取りについてお聞きしてきましたが、反対に「ここはちょっと…」と感じることなどはありませんか
夫:大満足の家づくりが出来たので、基本的にはありません!あえて挙げるとすれば、食品用パントリーの棚数かな。一番下にもう一段あれば置きたい物のサイズにピッタリだなと思い、DIYで増やしました。家づくりの段階では、なかなか想像しづらい箇所だったように思います。
妻:私がほんの少し後悔しているのは、部屋の扉やクローゼットの取っ手を、提案いただいていたものとは別の暗いカラーにしてしまったこと。白を基調とした内装なので、取っ手が暗い色だと浮くんです。もう少しコーディネーターさんの話をよく聞いておけばよかったなと…そこはちょっと反省しています。ただ「ここはちょっと」と感じるのは、本当にそのくらいですね。ほとんど満点の自慢の我が家です。
【サンクスホームのお節介】
時にお節介とまで言われる(?)サンクスホームの手厚いサポート体制。この家づくりの場合は、どのようなサポートがあったのでしょうか。
サンクスホームで建てた「決め手」
– 平屋を建てることを決められていたというお話でしたが、メーカーを選ぶにあたりサンクスホームの施工実績は参考にしましたか
妻:それが、事前に施工実績を調べていたわけではないんです。たまたま話を聞きに行って出してもらった間取りが、あまりにも理想通りだったので、サンクスホームさんに決めました。だから、建てた後で「あの素敵な家もサンクスホームなんだ!」と嬉しい発見をすることはありましたが、そこを基準に選んだわけではありません。自分達の理想に親身に応えてくれる担当者さんの存在こそが、メーカー選びの決め手になったように思います。
夫:出してくれた間取りが、本当にびっくりするほど良かったんです。「魅せる家」になればと漠然と思っていたんですが、片流れの勾配天井や、ハイサイドライトなどで、デザイン的にもその希望を叶えてくれました。黒に木目のアクセントを効かせた外観デザインも気に入っています。特に日が沈む頃、ハイサイドライトから外に漏れる光が、とても素敵な雰囲気なんですよ。
妻:実はこの家、手直しなしなんです。外観も、間取りも、最初に提案してもらったものほとんどそのまま。サンクスホームさんにお願いしたからこそ、予想以上のお家になったのだと思います。
家づくりに心配事はつきもの。不安を払拭したサンクスホームのサポート
– サンクスホームの間取りに出会うまで、お二人にはある不安があったそうで・・・
妻:ここは実家の土地で、建坪は約20坪。とても狭い、四角い土地なんです。だから、いざこの土地に家を建ててもあまり自由が効かず、面白みのない家になるのでは…という住宅購入の不安がありました。実際他社で提示してもらった間取りは、想像の範疇を出ないただの四角い家。サンクスホームさんに出会えなければ、トキメキのない家づくりをしてしまっていたはずです。
夫:その点サンクスホームさんは、想像を超えた間取りを提示してくれました。誰が見ても、この家がまさか約20坪の土地に建っているとは思いつかないんじゃないかな。住んでいる自分達でさえ、その狭さを感じないほどです。それはきっと、スキップフロアのアイデアや、動線の工夫、天井の高さなど、専門知識が豊富だからこそ叶った空間の魔法みたいなものなのだと思います。
家を建てるにあたり金銭的に工夫したこと
– オール電化のB様邸。以前のお家に比べて、金銭的な負担はどうなりましたか
妻:日中も電気をつけなくていい日当たりの良さや、クーラーを切っても涼しさが持続する高気密・高断熱で、実はかなり電気代を節約できています!夏場、3人家族なのに、1万円以内で済む月も。ここまで安くなるとはまさか思っていなかったので、良かったですね。2軒目を建てるにあたり金銭的な負担はありましたが、生活費をグッと抑えられることで、長期的に見ればむしろお得なのかもしれません。
夫:気密性で言えば、遮音性も以前の家に比べ格段に良くなりました。大雨の時も外の音が全く聞こえなかったくらい。遮音に関しては、家づくりのテーマでもある「娘の学習環境」にも良い影響が出ていると思います。
【僕の私の暮らし方】
家と人が、共に育つ。マイホームを建てたことで変わった施主様の人生にフォーカスしました。
お引越し以降のライフスタイルの変化
– お引越しをして、最も良い変化を感じる瞬間はいつですか
夫:格段におうち時間が増えましたね。以前は休みのたび外に出かけていたのですが、今は家にいたい。家での過ごし方にも変化があり、前はよく見ていたテレビも、この家では全然つけなくなりました。テレビを見るより、ソファに座って3人で喋りつつ…ハイサイドライトの向こうの空を眺めることが、何よりの幸せです。
妻:生活に余裕が出来た分、娘と対話する時間が増えました。調べ物に費やせる時間もでき、有意義に過ごせている実感があります。最近の家族の趣味は、バードウォッチング。近所までお散歩して、鳥を見て、お家で記録するんです。前の家にはなかった家族の穏やかなひとときや、子育てのかけがえのない一瞬を、この家では味わえています。
家づくりを振り返って
– 良い変化を沢山もたらしたマイホーム。この先ここで、どのように過ごしていきたいですか
妻:娘にはしっかり勉強を頑張ってもらいたいですが(笑)だけど追い込みすぎず、全員が安心できる空間であればいいですね。娘は引っ越してから家事をより手伝ってくれるようになり、夫と一緒にグリーン担当(植物を育てる係)もしてくれています。お洒落なこのお家だからこそ、緑を飾ったり、育てたりすることも、より楽しめているみたい。日常のささやかな気付きを大切に、日々を過ごしていきたいですね。
夫:娘にはある大きな夢があるのですが…その夢を、家族3人で叶えていける家でありたいと思います。ここで過ごすこれからの未来と、娘の成長が、とても楽しみです。
– 仲良しのご家族が、娘さんの未来に向かってさらに絆を深めていける、素敵なお家でした。ありがとうございました!
『笑顔を建てる』ということ
今回は、B様ご夫妻が建てた笑顔をご紹介しました。
娘さんの学習環境のために建てたというワンフロアのお家には、勉強に集中できるスキップフロアなど、育児をする上で真似したい間取りのポイントがいっぱい。また約20坪という狭い土地ながら、勾配天井や外観デザインなど空間を広く見せる工夫で、ご家族の理想の雰囲気が実現していました。
私たちサンクスホームがお届けするのは、『笑顔を建てる』という考え方。ご家族が今だけでなくずっと笑っていられるよう、こだわった家づくりをしています。そして、家づくりをするたびに思うのです。笑顔はきっと、家の数だけあるのだと。ご家族によって、マイホームの建て方も、住み方も、異なります。このOB様取材が、これからお家を建てる方、また今後の住み方に悩んでいる方のご参考となり、次の笑顔へのバトンになれば嬉しく思います。