吹き抜けは空間が大きいため、何も対策をせずに作ると冷暖房の効きが今ひとつになってしまうかもしれません。
そこでおすすめしたいのが、吹き抜けの天井に付けるシーリングファンです。
今回は最適なシーリングファンを選ぶための、3つのチェックポイントをご紹介します。
吹き抜けで大切なファンの大きさ
シーリングファンを吹き抜けの天井に付けると、夏は下にいる人に風を当てて涼しくしてくれます。
冬は吹き抜けの上にあがってしまった、暖房からの暖かい空気をシーリングファンが下に押し戻します。
このおかげで「いくら暖房をしても1階部分が温まらない」という吹き抜けの欠点が解消されます。
こうした効果をしっかり発揮させるには、吹き抜けに対して適切な大きさのシーリングファンを選ぶことがポイントです。
吹き抜けの下の部屋が13畳までなら、直径が110〜120cmのシーリングファンが適した大きさです。
もし部屋が13畳〜20畳の広さなら、130cm程度のシーリングファンを選ぶと良いでしょう。
ただし夏場に、どれくらいの風を受けて涼しいと感じるかは人によって異なります。
大きなサイズのシーリングファンの方が強い風を起こせるため、暑がりの人がいる場合は大きめを選んだ方が間違いないでしょう。
DCモーターとACモーターの違い
シーリングファンを回転させるモーターには、DCモーターとACモーターの2種類があります。
DCモーターはファンの回転を細かくコントロールできるため、風の強さの微妙な調整が可能です。
また音が静かで、消費電力はACモーターに比べて少ないなどのメリットを持ちます。
ただし価格はACモーターより高めで、種類もあまり多くはありません。
そのため気に入った製品を探すには、時間がかかることもあるでしょう。
一方のACモーターは種類が豊富なので、たくさんの製品の中から選べる良さがあり、さらにコンパクトで手頃な価格の製品も多くなっています。
しかし動作音がDCモーターに比べると少し大きく、消費電力も多めです。
以前の製品よりかなり改善されてはいますが、ACモーターの特徴として知っておくと良いでしょう。
部屋のデザインへの合わせ方
シーリングファンのデザインは主に、羽が木調で本体もシックな色合いの落ち着いたデザインのものと、シンプルなデザインの樹脂製で色は白や黒のものに分かれます。
木調のものはリゾートデザインや和風、シックな洋館風など、木の造作材がはっきり見える内装にマッチします。
後者のシンプルデザインのものは、モダン系から明るいナチュラル系までどんな内装にも合うため、迷ったときはこちらを選ぶと良いでしょう。
どんな内装デザインの場合もシーリングファン単体で考えるのではなく、部屋全体の中での見え方を考えて選ぶと、よりオシャレなシーリングファンになります。
まとめ
シーリングファンを吹き抜けに付けると夏は涼しい風が、冬は暖房した暖かい空気が1階にいる人のところに届くようになります。
吹き抜けという素敵な空間をより過ごしやすくするには、シーリングファンはとてもおすすめの設備です。
お伝えした選び方を目安に、ご自宅に最適なシーリングファンを選ぶようにしてください。