最近の照明は部屋を照らすだけでなく、さまざまな機能を持った製品が登場しています。
生活スタイルに合った機能を持つ照明を取り入れれば、新しい住まいがより快適になるかもしれません。
今回はプラスアルファの機能を持った、アイディア照明を3つご紹介します。
省エネ効果もあるファン一体型照明
ファン一体型照明とは、大きな羽の付いたシーリングファンや、サーキュレーターという小型の扇風機と一体になった照明のことです。
照明から風が送り出されるため夏は涼しくなり、冬は天井の方に上がってしまった暖房の暖かい空気を下へ押し戻してくれます。
冷暖房の効率が良くなるため、省エネ効果もあると注目を集めています。
もちろん照明とシーリングファンや、サーキュレーターを別に用意する方法もあります。
しかしそれぞれに場所を取ってしまうため、できるだけ部屋を広くすっきりさせるなら一体型がおすすめです。
冷暖房費を節約したい、エアコンが苦手なので自然の風で快適にしたいという方は、ぜひ検討してみてください。
家族で楽しめるプロジェクター内蔵照明
新しく建てる住まいにホームシアターを付ける計画があるなら、プロジェクター内蔵照明も検討してみましょう。
壁に映画などを映し出すプロジェクターと照明が一体になったもので、スクリーンを用意するだけで気軽に映画館気分が味わえます。
最近は音楽のライブもネットで配信されることも増えましたが、こちらもスクリーンに映し出して楽しめます。
テーブルやワゴンの上に置いて映し出すプロジェクターだと、映画を見るたびに出し入れするため手間がかかります。
また天井に取り付けるタイプはプロジェクター本体の出っ張りが大きく、頭上に圧迫感が出てしまうこともあります。
しかし照明と一体になったプロジェクターなら、出し入れの手間がかからず、形がすっきりしているので天井の圧迫感も少なくて済みます。
コロナの影響で増えたお家時間を充実させるなら、プロジェクター内蔵照明は大変おすすめです。
体のリズムを整えるサーカディアン照明
サーカディアン照明とは人間の体内リズムを、照明の明るさや色を調整することで整えてくれる照明です。
人間の体内リズムは24時間より少し長いため、実生活の24時間サイクルとずれて十分な睡眠が取れないと言われています。
朝に気持ち良く起きられない、昼間眠くなるという方はこの「ずれ」が原因かもしれません。
そこで朝は光をしっかり浴び、夜は暗くなったら強い光を浴びないようにすると、体内リズムが整い深い睡眠が取れると考えられています。
サーカディアン照明は、朝は爽やかな光が自動的に点灯して起床を促し、夜が近づくと温かなオレンジ色の光に変わって徐々に明るさを落とします。
このおかげで体内リズムが24時間に整えられ、深い睡眠が取れるようになると期待されています。
新しくマイホームを建てたら気持ちよく目覚めたい、リラックスしてしっかり眠りたいという方は試してみてはいかがでしょうか。
まとめ
現在は様々なアイデア照明が登場しており、取り入れるとより快適な生活が送れそうです。
もちろん機能だけでなく、デザインもおしゃれな照明を取り入れたいところ。
気になる住宅会社があるならモデルルームに足を運び、どんな照明があるか確かめてみてはいかがでしょうか。