近ごろ人気のリビング階段ですが、冬は寒いという話を聞いたことはないでしょうか。
しっかりと対策を取らないと、せっかくのリビングが過ごしにくい場所になってしまいます。
今回は快適なリビング階段にするためにはどうしたら良いか、わかりやすくお伝えします。
コミュニケーションが取れると人気
リビング階段とは、リビングの中に階段を作る間取りです。
リビング階段にすると、2階に上がるときに必ずリビングを通ることになります。
自分の部屋を使うようになったお子さんと顔を合わせやすくなるため、子育て世代の方に人気があります。
またリビング階段はシンプルでスタイリッシュなデザインのものが多く、部屋をおしゃれにしてくれるメリットもあります。
寒さ対策が快適さを決める
リビング階段を作るときに気をつけたいのが、冬の寒さ対策。
リビング階段は天井が抜けていて、そこから暖房で温めた空気が2階に上がってしまいます。
そのためリビングが、なかなか温かくならないことがあるのです。
こうした寒さを防ぐには、高い断熱性能の住まいを選ぶことが大切です。
たとえば窓にペアガラスを使い、さらに窓枠をアルミと樹脂のハイブリッド構造にすると、部屋が早く温まるようになります。
また壁の中の断熱材に、硬質ウレタンフォームのような高性能なものを使えば、より温かな住まいになるでしょう。
もしリビングが吹き抜けなら、天井に暖かい空気を押し戻してくれるシーリングファンを付けるのも効果的です。
しっかりと寒さ対策を行い、快適なリビング階段にしましょう。
リビングを通っての階段もおすすめ
リビング階段の目的がお子さんと顔を合わせるためなら、リビングを通った先にドアを付け、その向こう側に階段を作るプランもあります。
この間取りなら暖房した空気が2階へ上がることがなく、温かいリビングにすることができます。
もちろんお子さんが帰ってきたらリビングを通るので、会話のしやすさも実現できます。
お子さんと顔を合わせやすくするのは、リビング階段だけではありません。
リビングに階段を配置しなくても構わないという方は、一度検討してみてはいかがでしょうか。
まとめ
リビング階段は年頃になったお子さんと会話がしやすく、しかもリビングをおしゃれにしてくれる人気の間取りです。
ただし暖房した温かい空気が2階に上がりやすいため、断熱性の良い家を選ぶなどの対策が必要です。
リビング階段をより快適にするなら、まずは実際にリビング階段を作った経験の豊富な住宅会社に相談をしてみましょう。