狭小住宅は窓をしっかり選ぶことで、より快適な住まいになります。
でも「どんな窓を選べば良いか、初めての家づくりなのでわからない」という方も多いと思います。
そこで、この記事では狭小住宅での、おすすめの窓の選び方をわかりやすくお伝えします。
音漏れ対策は遮音性能で選ぶ
狭小住宅で気になることの一つが、住まいの音が漏れて近所に迷惑をかけないか。
特に小さなお子さんがいると、泣き声が外に聞こえてしまわないか心配になりますよね。
もし家の中の音を外に漏れにくくするなら、窓の「遮音性能」をチェックしてみましょう。
遮音性能とは、窓がどれくらい音をさえぎる力があるかを表す目安です。
T-1、T-2といった数値で表され、数字が大きいほど音漏れを防ぎやすくなります。
リビングや寝室など音が気になる部屋があれば、遮音性能の良い窓に変えてみてはいかがでしょうか。
プライバシーを守るガラスとは
狭小地ではお隣さんや道路が近いため、家の中が見えてしまわないか心配になる方もいるでしょう。
そこで外から見えにくくするための、ガラスの種類をご紹介します。
手軽に外から見えにくくするなら、型ガラスがおすすめです。
型ガラスはいわゆる曇りガラスと呼ばれ、適度に光を入れつつ外から家の中が見えにくくなります。
あるいは特殊なフィルムをガラスに貼り、家の中が見えないようにするガラスもあります。
このタイプは家の中から外が見えるため、開放感を保ったままプライバシーを守ることができます。
もちろんカーテンやブラインドでも家の中を見えないようにできますが、明かりが入らず暗くなってしまいます。
部屋を明るくしながら外からの視線を避けるなら、プライバシーガラスを検討してみましょう。
窓を少なくするときの注意点
防音性やプライバシー性を高めるために、窓を小さくしたり少なくしたりするプランを考えることがあるかもしれません。
たしかに最近は、大きな窓のないスタイリッシュな家も増えています。
しかも窓は冷暖房が逃げる量が壁より多く、窓の小さな家は冷暖房効率が良くなるメリットもあります。
ただし部屋の中が暗くなりがちなので、できるだけ明るい家を考えている方は注意が必要です。
さらに壁で囲まれている割合が多くなり、狭さを感じやすくもなります。
防音やプライバシー対策で窓を小さくするときは、住み心地も一緒に考えることが大切です。
明るさや広がりのある住まいにするなら、お隣や道路に面した窓のみ小さくするなども検討してみましょう。
まとめ
狭小住宅の窓選びでは、音漏れとプライバシーの対策がポイントになります。
狭小住宅にしたいけどこの2つが心配だと言う方は、お伝えした点を気にしながら窓を選んでみてください。