狭小住宅ではお隣が近いため、音で迷惑をかけてしまわないか気になっている方はいないでしょうか。
せっかくお隣同士になったのに、気まずい雰囲気になってしまうのは避けたいですよね。
しかしどのような音が迷惑をかけてしまうのか、あらかじめ知っておけば対策を立てて防ぐことができます。
ここでは狭小住宅で気をつけたい、3つの音の対策を紹介します。
気密の良い窓は音でもメリットあり
お隣に音の迷惑をかけないようにするなら、気密の良い窓を選ぶようにしましょう。
気密が良い窓は隙間が少なく、家の中の音が外へもれにくいからです。
小さなお子さんがいるお宅なら、泣き声がもれて迷惑にならないか心配だと思います。
また好きなテレビを見るとき、お隣に気を遣って音を小さくしなければならないのでは?と考えていないでしょうか。
そうした日常の音を、気密の良い窓なら外へもれないようにしてくれます。
窓の気密はもともと、熱の出入りを防ぎ冷暖房効率を良くするためのものです。
住まいに採用すれば音もれでお隣に迷惑をかけないだけでなく、冷暖房費を抑えてお財布に優しい生活ができます。
狭小住宅を建てるなら、ぜひ気密の良い窓を使う住まいを選びましょう。
換気扇からの音もれを知っておこう
意外に思われるかもしれませんが、住まいの換気扇から外へ音がもれてしまうことがあります。
中でもお風呂の換気扇は、音が大きくなって外へもれることがあるため注意が必要です。
普段はホコリが外から入らないように、換気扇内部のシャッターが閉じているため、
あまり音がもれることはありません。
しかし換気扇を動かすとそのシャッターが開き、吐き出される空気に乗って中の音も出ていくのです。
特にお風呂は密閉性が高いため、中の音が反響し大きくなって外へもれます。
このため換気扇の位置によっては、お隣にお風呂で話している声がはっきり伝わることもあるのです。
お子さんとお風呂に入っていると、ついつい楽しくなって声が大きくなってしまうかもしれません。
そのようなときはお隣に迷惑にならないように、少しだけ注意するようにしてみましょう。
建てるときの音の配慮も大切
音の迷惑と言うと住んでからのことを考えがちですが、実は家を建てるときも音が出てしまいます。
このため工事が始まる前にお隣にしっかり声をかけ、心遣いをするようにしましょう。
建物の工事では、ミキサー車やクレーン車、資材搬入のトラックなどが来るため、
音が気になってしまうかもしれません。
家の中の工事ではあまり大きな音はしませんが、それでも釘打ちや木を切る音はしてしまいます。
建築で音がするのは避けられない部分もあるため、あらかじめお隣に声をかけておくことがとても大切です。
住宅会社と相談して適切な方法で、お隣に配慮するようにしましょう。
まとめ
狭小住宅はお隣が近いため、音で迷惑をかけないか心配される方もいます。
しかし多くの音が、あらかじめ対策や配慮することができます。
ただお客様だけでどのような音に気をつければ良いか、すべて把握するのは難しいと思います。
新しい住まいでお隣との関係を良好にするためにも、
狭小住宅の実績が豊富な住宅会社にアドバイスしてもらいながら、建てるようにしましょう。