暑い夏でもエアコンのおかげで家の中は涼しく快適になります。
しかし冷房ばかりに頼って電気代がかかりすぎるのは困りますよね。
実は住まいに少しだけ工夫をしてあげると、冷房のききを良くして電気代を抑えることができます。
今回は電気代を抑えながら、過ごしやすい家にするための3つのテクニックを紹介します。
サーキュレーターで冷たい空気をかき混ぜる
冷たい空気は密度が高く重いため、床近くにたまる性質を持っています。
このためせっかく冷房しても足元が冷えるだけで、体や顔は思ったより涼しくないと感じることがあります。
そんなときは遠くまで風を押し出してくれる「サーキュレーター」を床に置き、
下にたまった冷たい空気をかき混ぜてあげましょう。
冷たい空気が部屋全体に広がり、上の方まで涼しくなるのが体感できます。
もちろん扇風機でも良いのですが、広い部屋ではより遠くまで空気を押し出せるサーキュレーターの方が効果的です。
金額はそれほど高くなく、コンパクトで邪魔にならないのでぜひ試してみてください。
オーニングや木陰は効果が高い
冷房をききやすくするには部屋を暑くさせないことも大切です。
そこでできるだけ、窓から部屋の中に夏の日差しが入らないようにしましょう。
窓の外にオーニングと呼ばれる日よけの幕を張ったり、庭に高さのある木を植えて木陰を作ったり、
ネットを付けてグリーンカーテンを育てるのもおすすめです。
部屋のカーテンを閉めても良いのですが、外の景色が見えていた方が開放感もあり暑苦しさが多少やわらぎます。
特に大きな窓にやってみると効果的ですので、まずはリビングでぜひ試してみてください。
断熱性の高い住まいを選ぶ
快適で省エネな住まいにするには、窓や壁の中の断熱材に性能の良いものを選ぶことが基本です。
たとえば断熱材は布団のような形のグラスウールより、泡を吹き付けて固める発泡系断熱材の方が外からの暑さを大幅に防いでくれます。
また外から夏の暑さがもっとも入ってくるのは窓ですので、断熱性能の良い窓を選ぶことは冷房のききに大きく影響します。
たしかに窓や断熱材に良いものを使うと、建てるときのコストはかかってしまうかもしれません。
しかし電気代が安くなるため、長い目で見れば必ずプラスになります。
後から窓や断熱材を変えるのは難しいため、家を建てるときに断熱性能の良いものを選ぶようにしましょう。
まとめ
夏の暑さは残念ながら毎年必ずやってきます。
冷房をききやすくして電気代を抑えられれば、毎年積み重なってお財布に優しい住まいになります。
お伝えしたテクニックを参考にしていただき、暑い夏を快適に過ごせる住まいにしましょう。