住宅ローンの金利には3つの種類があり、それぞれ金利や返済が始まった後のリスクが変わります。
そのため住宅ローンを申し込む前に、3つの違いをしっかりと理解してから選ぶことをおすすめします。
今回は変動・固定・期間選択の、3つの金利タイプについて詳しく解説します。
低金利が魅力の変動型
変動型はローンの返済が始まったあとに、金利が変動し返済額も変わる可能性があるタイプです。
金利が下がれば返済額も減り、逆に金利が上がると返済額も増えます。
金利の見直しは年2回行われますが、その都度返済額が変わると支払いが大変になってしまいます。
そのため金利の変動が支払額に反映されるのは5年に1回です。
今回お伝えしている金利タイプの中では最も金利が低く、同じ金額を借りても一番返済額が少なくて済みます。
できるだけ返済額を抑えたい方におすすめで、実際に住宅ローンを利用する人の7割以上が変動金利型を選んでいます。
安心の全期間固定型
全期間固定型は返済が始まってから、返済期間が終わるまで金利が固定されるタイプです。
返済額も変わらないため「将来の家計の計画をきちんと立てたい」という方におすすめです。
ただし3つのタイプの中で最も金利が高いため、同じ金額を借りても返済額がもっとも多くなります。
そのため土地から購入するなど借入額が多めの方は、返済額のシミュレーションをこまめに行いながら計画を進めると良いでしょう。
良いとこ取りの期間選択型
期間選択型は支払い開始から3年、5年、10年など、選択した年数の間は金利が固定され返済額が変わらないタイプです。
固定期間が終わったあとは再び固定期間型にするか、変動型に切り替えるかを選びます。
このタイプはローンの支払いがお子さんが大学へ通う時期と重なるなど、一定期間支払額が変わって欲しくない事情がある方におすすめです。
ただし固定期間が終わったあとはそのときの金利になるため、返済額が大きく変わる可能性もあります。
そのため繰り上げ返済を積極的に行い、できるだけ元本を減らしておくことをおすすめします。
まとめ
住宅ローンは金利タイプごとの返済額だけでなく、将来変動する可能性も考えながら選ぶことが大切です。
しかし実際に借り入れする額や、返済年数によってもどのタイプが一番適しているかが変わります。
実際に選ぶときは、住宅会社とよく相談しながら慎重に選ぶようにしましょう。