コラム

COLUMN
家づくり快適間取り

リラックスと家事ラクを実現するバスルームの作り方

家の生活の中で大事なリラックス空間としてバスルームにこだわりたいという方は多いのではないでしょうか。

またお風呂は汚れる場所として、お掃除を少しでも楽にしたいという方も多いと思います。

今回はそんなリラックスできるバスルーム空間の作り方と、掃除がしやすい家事ラクな設計のポイントについて解説していきます。

1. リラックスバスルームデザインの要素

ここではリラックスしやすいバスルームのデザインについて解説していきます。

色や照明・素材感など、バスルームに大事な要素をご紹介します。

1-1. 色と照明で創る癒しの空間

リラックスできるバスルームをデザインする際、色と照明が中心的な役割を果たします。

色彩心理学に基づき、落ち着いた色調を選ぶことで、心身のリラックスを促します。

例えば淡いブルーやグリーンは穏やかさと清潔感を演出し、気分を高めてくれます。

一方で、温かみのある暖色系のペールピンクやクリーム色は、安らぎと優しさを感じさせるため、どちらかといえばこちらの方が落ち着きたいバスルームに最適です。

照明に関しては、自然光を活用することが理想的ですが、入浴時間が主に夜であるため、自然光に依存することは難しいです。そのため、適切な照明の導入が重要です。

間接照明や調光調色機能付きの照明は、空間の雰囲気を柔軟に変化させることができ、おすすめです。

例えば朝や掃除のときには活動的な明るい蛍光色が活躍し、夜には落ち着いた暖色の光でリラックスできる環境を提供します。

このように照明はバスルームの雰囲気を決定し、使用する時間帯や目的に応じて調整することが可能です。

1-2. ナチュラル素材の活用

ナチュラルな素材を使用することで、バスルームはより穏やかで温かみのある空間になります。

木や石などの素材感は自然との繋がりを感じさせ、穏やかな雰囲気を醸し出します。

ただし、実際に本物の素材を使うことは難しい場合もあります。そのため、柄や色味などでナチュラルなアプローチをすることが現実的です。

1-3. 外構も活用したリラックス空間の演出

バスルームのリラックス効果を高めるための上級テクニックとして、外構の活用があります。

一般的に、浴室はプライバシーを確保するために内外の視界は遮られています。

しかし、塀や2階バスルームなどでプライバシー対策が可能な場合は、浴室の窓を透明にして外構を活用することができます。

外構を活用することで、浴室では取り入れづらい木などの自然素材を外とのつながりの中で感じさせることができます。

また外構の光を浴室に取り込むことで、より落ち着いた露天風呂のような明かりを実現することができます。

2. 家事ラクなバスルームの設計

ここからは日々の生活を楽にする、家事ラクなバスルームの作り方について、解説していきます。

2-1. 清掃しやすい設計のポイント

家事を効率化するバスルームを設計する際には、メンテナンスのしやすさを考慮した設計が重要です。

設計のポイントは、ずばり「凹凸の量」です。

凹凸の量を減らすためには、従来は当たり前に設置されていた鏡や棚、手すりなどの必要性を再考することが重要です。

これらのオプションが付いていると、どうしても凹凸が生じ、その溝に汚れがたまり掃除もしづらいため、オプションを減らして凹凸を最小限に抑えることで、掃除を容易にすることができます。

最近では、棚や鏡などは後付けできるマグネット式のものも増えているので、もし足りないと思っても困ることは少ないです。

2-2. お手入れが簡単な材料選び

バスルームの材料選びでは汚れが付きにくく、お手入れが簡単なものを選ぶことが重要です。

例えば浴槽では、表面が平滑で汚れ落ちの良い人造大理石と昔ながらのFRP浴槽では、汚れが落ちる性能に違いがあります。

また床なども汚れ落ちが良くなるコーティングを施した床材が発売されているため、こうしたグレードの床材を選ぶことも大切です。

最後に地味なところですが、浴槽のメーカー・シリーズを選ぶときはコーキングの種類に注目しましょう。

最近ではほとんどの浴槽で、汚れが付きにくい「乾式目地」が使われていますが、一部の浴槽では乾式目地が使えない場合があり、その代わりに昔ながらのゴム状のコーキングが使用されています。

浴槽のコーキングが少なければ少ないほど、カビが溜まる場所が減るため、メンテナンスが楽になります。

2-3. 長持ちさせるためのメンテナンステクニック

バスルームを長持ちさせるためには、日々のメンテナンスが欠かせません。

定期的な換気は湿気を抑制し、カビや不快な臭いの発生を防ぎます。

また、カビには温度を低くすることも効果的なので、入浴後に浴室全体を水で洗い流すことも、カビの発生を抑制してくれます。

3. まとめ

いかがだったでしょうか。

今回はリラックスできるバスルームの作り方と合わせて、家事が楽になるバスルームのポイントについて解説してきました。

バスルームは日々の生活で頻繁に使用する重要な空間です。

リラックスできるデザインと家事ラクな設計を融合させることで、心地良いバスタイムを実現し、メンテナンスも楽にすることで日々の暮らしを豊かで快適にすることを目指してください。

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